...全くお百度踏んで...
犬田卯 「米」
...町の長官の所へお百度を踏みだした...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「追放されて」
...お百度参りするのだもの...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...今は跡形もありませんが、其頃流行つた瓦(かはら)町の焙烙(はうろく)地藏樣の門前、お百度石の側で、同じ町内の糸屋の娘お駒が、銀簪(ぎんかんざし)に右の眼玉を突かれて、藝妓奴と同じやうに、無慙(むざん)な死に樣をして居たのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...焙烙地藏のお百度石の下に...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...雪隱(せつちん)へお百度ですよ」「今日は」「漸(やうや)く落着いて此通り...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...八丁堀と数寄屋橋の間をお百度を踏んでようやく判ったよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...梯子段はお百度石の前ほどの賑わいだ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お百度を踏(ふ)んでゐる女がありますが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...曲者がお百度詣りをしたところで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...キミがお百度を踏んどるが...
火野葦平 「花と龍」
...「お百度」を踏みに通いました...
火野葦平 「花と龍」
...信州の山奥までお百度をふんだなんて聞いても...
平林初之輔 「華やかな罪過」
...出発!朝郵便局へお百度を踏んだ...
宮本百合子 「新しきシベリアを横切る」
...去年満が腸チブスとか何とかいう病気を煩(わずら)ったと聞いた時お代は毎日向う畑の鎮守様(ちんじゅさま)にお百度を上げた位です...
村井弦斎 「食道楽」
...お百度を踏むという諺(ことわざ)さえある...
柳田国男 「母の手毬歌」
...手も力も尽き果てた区長は大急ぎで町へ出て弁護士の家へお百度詣りを始めた...
夢野久作 「巡査辞職」
...「おれがこんなにお百度を踏むのに...
夢野久作 「鼻の表現」
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