...お玉杓子は常に隊を組み群をなして水の中に游泳している...
魯迅 井上紅梅訳 「鴨の喜劇」
...その近辺にはもう足の生えたお玉杓子が一つも見当らなかった...
魯迅 井上紅梅訳 「鴨の喜劇」
...小鴨がお玉杓子を食べてしまったことを報告した...
魯迅 井上紅梅訳 「鴨の喜劇」
...お玉杓子(たまじゃくし)が何を云うんだい...
江見水蔭 「死剣と生縄」
...定(きま)つてお玉杓子(たまじやくし)の様な恰好をして...
薄田泣菫 「茶話」
...お玉杓子が誰だつたかと気がつくと...
薄田泣菫 「茶話」
...山がお玉杓子のやうにとんぼ返りをしたり...
薄田泣菫 「茶話」
...このお玉杓子の小ぶりなやつ...
中里介山 「大菩薩峠」
...銀の小さなお玉杓子を取り上げて...
中里介山 「大菩薩峠」
...ほうつと白(しろ)く蒸氣(ゆげ)の立(た)つ鍋(なべ)の中(なか)をお玉杓子(たまじやくし)で二三度(ど)掻(か)き立(た)てゝおつぎは又(また)葢(ふた)をした...
長塚節 「土」
...彼(かれ)はお玉杓子(たまじやくし)で掻(か)き立(た)てた...
長塚節 「土」
...大いに沢山お玉杓子を並べることを覚えようと...
中原中也 「音楽と世態」
...お玉杓子(たまじゃくし)の尻尾だって...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お玉杓子のやうに行列して居る...
萩原朔太郎 「悲しい新宿」
...五線紙に書いてあるお玉杓子をうたったのではいけない...
三浦環 「お蝶夫人」
...「一寸あのお玉杓子をとって頂戴」命ぜられた品をとって渡すと...
宮本百合子 「或る日」
...水溜りに湧いたお玉杓子(たまじゃくし)でゲス...
夢の久作(夢野久作) 「人間腸詰」
...その楽譜に踊るお玉杓子(たまじゃくし)のカーヴは正弦波(サインカーヴ)となって...
蘭郁二郎 「※[#「氓のへん/(虫+虫)」、第3水準1-91-58]の囁き」
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