...これでもこの道のお歴々(れきれき)が使うのだから...
芥川龍之介 「野呂松人形」
...――もっともこれはお歴々の先生方には初めから失礼であったかもしれませんが――今伺ってみますと...
岩野泡鳴 「猫八」
...3861.お歴々と同舟はこちとら迷惑...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...このようなお歴々が列をつくっているのを見ないことはほとんどない...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...いいとしをしたお歴々が...
太宰治 「新釈諸国噺」
...この地方の教育会のお歴々に向って...
太宰治 「男女同権」
...普通ロンドンの辻四輪はお歴々の箱四輪よりも極めて幅狭である...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...お上(かみ)にはそれぞれお歴々の方々がおられるではないか...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...あっちが飛ぶ鳥を落すお歴々のお揃いだから...
中里介山 「大菩薩峠」
...食事を了(おわ)ったお歴々の連中は...
中里介山 「大菩薩峠」
...あの時お微行(しのび)で通った彼地(かのち)のお歴々としてのこのお客様の姿形を...
中里介山 「大菩薩峠」
...さすがの老侯も物質尊重のお歴々には...
長谷川時雨 「一世お鯉」
...「馬鹿にしている!」と『藩銘録』のお歴々はつぶやいたにちがいない...
服部之総 「武鑑譜」
...お歴々というのはどなたですか?」「なにが...
火野葦平 「花と龍」
...身分の高いお歴々に宛てられたものだと特にそれを選ぶのであった...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「外套」
...お歴々の衆に負けぬようにおしなされい」と言った...
森鴎外 「阿部一族」
...ひたすら相手のお歴々の御意にかなうことばかり考えている口先上手の方が失敗している...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...この病気は好んでお歴々がたを襲うものであるから...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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