...芥川はでつちあげたでたらめの切支丹版でお歴々の人達を迷はした愉快を...
小穴隆一 「二つの繪」
...5.國際聯盟のお歴々は軍縮乃至は軍擴問題を討議してゐる...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...大衆党からお歴々の弁護士が来た...
戸田豊子 「鋳物工場」
...こんなお歴々の方の中へ剣術が達者だの手筋がよいのと吹聴(ふいちょう)されたから...
中里介山 「大菩薩峠」
...あのお歴々のおいでになるところへ飛び込みでもしようものならば...
中里介山 「大菩薩峠」
...あすこにはお歴々の方がお微行(しのび)で大勢休んでおいでなさるんだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...あっちが飛ぶ鳥を落すお歴々のお揃いだから...
中里介山 「大菩薩峠」
...お歴々の遠乗りの連中が食事の最中と見えて...
中里介山 「大菩薩峠」
...そのお歴々が五六騎集まっている眼の前で盗まれたとすれば...
中里介山 「大菩薩峠」
...「馬鹿にしている!」と『藩銘録』のお歴々はつぶやいたにちがいない...
服部之総 「武鑑譜」
...それにこういう賢明な粒よりのお歴々を任用している当局はまことに絶大な賞讃に値するなどと仄(ほの)めかした...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...何はさて一流のお歴々がたに敬意を表するのを第一の義務だと存じましてなどと述べたてるだけであった...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...「太夫、そなたの舞台の芸は芸として、お歴々様に、日頃のたしなみを、何かお目にかけたらよかろうが――」雪之丞は、とりわけ、この三郎兵衛から、ものをいいかけられると、憤りに全身が、こわばって来るのだった...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...お歴々の衆に負けぬようにおしなされい」と言った...
森鴎外 「阿部一族」
...自分の家でやっている気随気ままな言葉や態度をそのままお歴々がたの前にさらけ出しては...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...お歴々がたはその時ばかりでなく他の場合にも...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...わけてもお歴々方がそうである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...お歴々な山の兄貴たちからいいつかり...
吉川英治 「新・水滸伝」
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