...専(もっぱ)らお役所のお歴々(れきれき)が用ゆるもので印象が殊の外深く...
魯迅 井上紅梅訳 「阿Q正伝」
...要路のお歴々(れきれき)が十四...
海野十三 「爆薬の花籠」
...お歴々とか称せられている人たちも...
太宰治 「斜陽」
...藩中のお歴々からあらぬおにくしみをうけても...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...開場式のお歴々の群集も畢竟(ひっきょう)一種の囚徒で...
寺田寅彦 「映画雑感(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...大衆党からお歴々の弁護士が来た...
戸田豊子 「鋳物工場」
...あのお歴々のおいでになるところへ飛び込みでもしようものならば...
中里介山 「大菩薩峠」
...こちとらと目的を同じうした東西のお歴々...
中里介山 「大菩薩峠」
...今なお歴々として残っているから」「信玄がただの武将でなかったことは...
中里介山 「大菩薩峠」
...家中お歴々とても同じことだ」「そう言えばそうですが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お歴々(れきれき)といえども...
長谷川伸 「討たせてやらぬ敵討」
...我が世の春を謳歌するお歴々の名は...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...訪問を受けるのが肩身の広いやうなお歴々ばかりなのぢや...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...ある日私はシカゴの社交界のお歴々が集ったお茶の会に御招待されまして...
三浦環 「お蝶夫人」
...お歴々の衆に負けぬようにおしなされい」と言った...
森鴎外 「阿部一族」
...お歴々がおそろいの席上...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...わたしは識り合いのお歴々がたを...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...この病気は好んでお歴々がたを襲うものであるから...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
便利!手書き漢字入力検索