...これでもこの道のお歴々(れきれき)が使うのだから...
芥川龍之介 「野呂松人形」
...要路のお歴々(れきれき)が十四...
海野十三 「爆薬の花籠」
...5.國際聯盟のお歴々は軍縮乃至は軍擴問題を討議してゐる...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...いいとしをしたお歴々が...
太宰治 「新釈諸国噺」
...普通ロンドンの辻四輪はお歴々の箱四輪よりも極めて幅狭である...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...甲府の御城内でお歴々のお方を擒(とりこ)にして...
中里介山 「大菩薩峠」
...こんなお歴々の方の中へ剣術が達者だの手筋がよいのと吹聴(ふいちょう)されたから...
中里介山 「大菩薩峠」
...「もとはお旗本のお歴々でございます...
中里介山 「大菩薩峠」
...そのお歴々が五六騎集まっている眼の前で盗まれたとすれば...
中里介山 「大菩薩峠」
...お歴々を取っつかまえて友達扱いにしていることだが...
中里介山 「大菩薩峠」
...あの時お微行(しのび)で通った彼地(かのち)のお歴々としてのこのお客様の姿形を...
中里介山 「大菩薩峠」
...今なお歴々として残っているから」「信玄がただの武将でなかったことは...
中里介山 「大菩薩峠」
...などというお歴々も交って居りますが...
野村胡堂 「笑う悪魔」
...それにこういう賢明な粒よりのお歴々を任用している当局はまことに絶大な賞讃に値するなどと仄(ほの)めかした...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...江戸時代にはお歴々の士分といえども十両以上の大金は決して肌にしてはいなかった...
正岡容 「我が圓朝研究」
...オックスフォードのお歴々の息子たちが...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...自分の家でやっている気随気ままな言葉や態度をそのままお歴々がたの前にさらけ出しては...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...お歴々な山の兄貴たちからいいつかり...
吉川英治 「新・水滸伝」
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