...「乃公(おれ)も今度こそ愈々(いよ/\)お暇乞(いとまごひ)だ...
薄田泣菫 「茶話」
...これもにわかにお暇を乞い請(う)け...
太宰治 「新釈諸国噺」
...「では坊っちゃま遅くなりますからお暇(いとま)いたしましょう……ようくお礼をおっしゃいましな」と女中の声がして三人は私の方に丁寧に腰を屈めると...
橘外男 「逗子物語」
...暮れてお暇乞して...
種田山頭火 「其中日記」
...こちらのお暇をいただいて甲府へ参ります」「もし暇が出なかったらお前はどうする」「お暇が出なければ……わたしはお邸を逃げ出してもよろしうございます」「なるほど……」七兵衛が暫く考えていましたが...
中里介山 「大菩薩峠」
...神尾主膳は病気保養お暇というようなことで...
中里介山 「大菩薩峠」
...拙者もお暇(いとま)と致そうか」こういって主膳は立ち上ると...
中里介山 「大菩薩峠」
...これでお暇(いとま)をするからね...
中里介山 「大菩薩峠」
...お暇を頂かうと思ひ乍ら...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...御機嫌(ごきげん)に違(ちが)ひたらば夫(そ)れまでとして遊(あそ)びの代(かは)りのお暇(いとま)を願(ねが)ひしに流石(さすが)は日頃(ひごろ)の勤(つと)めぶりもあり...
一葉女史 「大つごもり」
...涙を流しながらお暇乞(いとまご)いをしました...
夢野久作 「オシャベリ姫」
...「それでは……これで……お暇(いとま)を……この御恩は死んでも……」「アラマア……」眉香子は追いかけるように二...
夢野久作 「女坑主」
...もうお暇も出来たでしょう...
横光利一 「旅愁」
...「どうぞ、数日のお暇を、この官兵衛に与えて下さい...
吉川英治 「黒田如水」
...嫌でも一先ずお暇申さねば相成らぬ」「まあ何という膠(にべ)もないお言葉...
吉川英治 「剣難女難」
...お暇も乞わずに、早々旅へ急いだ罪はどうかご寛容ねがいたい」「いやいや、あらかじめ君の訪れを知って、牌(はい)をかけおいたのは予の科(とが)である...
吉川英治 「三国志」
...「療養のお暇を賜わるまえに...
吉川英治 「新書太閤記」
...お暇(いとま)を乞うて...
吉川英治 「新書太閤記」
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