...明日は早々お暇(いとま)としよう……...
伊藤左千夫 「浜菊」
...遂々(とうとう)お暇を出されてしまいました...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「美人鷹匠」
...二時お暇乞する、二人で下関へ出かけるのである、途中で沢田さんといふ方に招かれてちよつと話す、色紙に悪筆を揮ふ...
種田山頭火 「行乞記」
...今(いま)お暇(ひま)でござりますか...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...洩れたのではない」「では、何うしてだ」「吉之助は、何故来ん」「大久保は?」人々が、口々に喋(しゃべ)り出した時「俺は、一足先に、お暇する」と、云って、立った者がいた...
直木三十五 「南国太平記」
...「お暇(いとま)を申します」袖を振って歩き出すと...
中里介山 「大菩薩峠」
...お暇(いとま)ともならば弥々(いよいよ)病人の伯父に心配をかけ...
樋口一葉 「大つごもり」
...家にも用事がありますからお暇(いとま)を致します...
村井弦斎 「食道楽」
...ただ今では形式どおりのお暇をお取りになって御実家住まいをなさることのおできにならなくなりましたのもごもっともです...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...七年前にお暇(いとま)になる時...
森鴎外 「大塩平八郎」
...おらこれでお暇にするだから...
山本周五郎 「百足ちがい」
...わたくしもうお暇しますわ」「待って下さい」かよは縁側へ出て来た...
山本周五郎 「風流太平記」
...「それでは……これで……お暇(いとま)を……この御恩は死んでも……」「アラマア……」眉香子は追いかけるように二...
夢野久作 「女坑主」
...楊貴妃様から暫時(しばし)のお暇を頂いた妾は...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...お暇(いとま)を賜わって帰る夜までも...
吉川英治 「新書太閤記」
...お暇をいただいたわたくしです...
吉川英治 「新書太閤記」
...お暇するといたしましょう」その前にも...
吉川英治 「源頼朝」
...永のお暇(いとま)...
吉川英治 「宮本武蔵」
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