...九十番のお方!」と...
海野十三 「火星兵団」
...もともと無頓着(むとんじゃく)なお方でございましたけれども...
太宰治 「愛と美について」
...まつりごとを怠るやうな事の決して無いお方でございましたので...
太宰治 「右大臣実朝」
...先日この教育会の代表のお方が...
太宰治 「男女同権」
...えらいお方だ...
豊島与志雄 「エミリアンの旅」
...あんたは悪いお方だなもや」といつて手をはなした...
中勘助 「銀の匙」
...──送ってくださったお方がていねいに荷造りなさったものだから...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...このお方をお泊め申して上げましょう」と...
中里介山 「大菩薩峠」
...異常な好奇心を覚ゆるのであつた――とにかく御幸福なお方であらせられるよ...
中原中也 「引越し」
...手紙なんですが――その盗まれたお方が...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「盗まれた手紙」
...何たる慈悲の深いお方であらう...
牧野信一 「闘戦勝仏」
...太宰さんのようなお方は...
山崎富栄 「雨の玉川心中」
...「左近さまもひと頃はなかなかのお方だった...
山本周五郎 「新潮記」
...お取次のお方はおいでになりませぬか...
夢野久作 「斬られたさに」
...腕に覚えのお方はないか...
吉川英治 「剣難女難」
...開門ならん」「ヤイヤイ、しつれいをもうしあげるな」と、燕作はまばゆい光をあおむいて、「鳥刺(とりさ)し姿に身をやつしておいでなさるが、このお方こそ、秀吉公(ひでよしこう)の帷幕(いばく)の人、福島(ふくしま)さまのご家臣で、音にきこえた可児才蔵(かにさいぞう)とおっしゃる勇士だ...
吉川英治 「神州天馬侠」
...……実は、ちょっと今日は、さるお方の許へ、寄り道しますので……」と、逃げ腰をうかせた...
吉川英治 「平の将門」
...簡素な余生を楽しんでいられる茶人のようなお方だ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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