...遠方のお方が買って行かれましたよ...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...色を好まれるお方らしく...
太宰治 「右大臣実朝」
...もっと早く故郷へ行っておればよかったのにと仰言(おっしゃ)るお方もあるかも知れないが...
太宰治 「庭」
...「旅のお方のようだけど...
新美南吉 「名なし指物語」
...呼びとめたお方は...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...やっとあなた様がお方様のためにそのようにご衣裳をお取りかえになることを知ったのでございます...
室生犀星 「玉章」
...もう今に七十に間もないお方だ...
森鴎外 「花子」
...至尊の高位にあるお方は...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...「お方(かた)のほかはみなさがれ...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...先生はホンニよいお方で御座います...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...そんなお方があるんでしょうか」「あるな...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...九人づれのお方が...
吉川英治 「剣難女難」
...東宮(とうぐう)(皇太子)のご待遇をも受けておられるお方なのだ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...水戸の西山荘においであそばすお方へも達しておいたぞ」「旦那のおかげです……...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...わたくしの亡父(ちち)にはお舅御(しゅうとご)に当られるお方でしょう...
吉川英治 「源頼朝」
...彼の歿後までも伊勢の領民はなつかしいお方として...
吉川英治 「宮本武蔵」
...巡り会うた貴方のようなお方から...
吉川英治 「宮本武蔵」
...朝は遅いお方でござるか」「いえ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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