...やがて最高(さいこう)の神様(かみさま)のお手許(てもと)までも達(たっ)するとの事(こと)でございます...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...相州さまのお手許に差し出しました...
太宰治 「右大臣実朝」
...もうお手許迄(てもとまで)とどいているに違いない『春服』八号中の拙作のことであります...
太宰治 「虚構の春」
...姉上のお手許へお送りしようと決心したからなのです...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...お手許になければ...
豊島与志雄 「在学理由」
...お絹様のお手許においでなさる子供を...
中里介山 「大菩薩峠」
...この四五年はお手許から離したこともございません」「それが一と晩のうちに代っていたというのか」「ヘエ――」「親分...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...殿のお手許へ呈出しました名簿...
山本周五郎 「思い違い物語」
...幸いにしてお手許へ届いたとき...
山本周五郎 「失蝶記」
...直接に森栖先生のお手許へ送り届けたものですが……そうですか...
夢野久作 「少女地獄」
...当分お手許に御保管願いたい...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...お手許へお預けしておいた伝国(でんこく)の玉璽(ぎょくじ)ですが...
吉川英治 「三国志」
...お手許まで御披露を仰ぎまする」と...
吉川英治 「新書太閤記」
...お手許へ御返却申せば...
吉川英治 「新書太閤記」
...すると一夜、暗にまぎれて、「これは、わが家の惣領娘(そうりょうむすめ)、何とぞ、大事の終るまで、お手許に」と、妙齢十六、七の眉目(みめ)うるわしい処女(おとめ)を、そっと城中から送って来た...
吉川英治 「新書太閤記」
...呉用軍師のお手許へ預けてゆくことだ」聞いていた一同は...
吉川英治 「新・水滸伝」
...お手許へ届いていたかな」「拝見しました...
吉川英治 「平の将門」
...小幡先生のお手許に...
吉川英治 「宮本武蔵」
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