...お手々を合わせて...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...進ちやんは? お手々でなくても...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...冷たいお手々」綱手は...
直木三十五 「南国太平記」
...そして「お手々が...
直木三十五 「南国太平記」
...「マリアちゃま、お手々を合わせ、いつの日も、あたちのために、祈りくだーさる……」歌っている女の子は三つか、せいぜい四つか? まだ舌がよくまわらぬらしい...
永井隆 「この子を残して」
...間もなく洞穴へ帰って来た子狐は、「お母ちゃん、お手々が冷たい、お手々がちんちんする」と言って、濡(ぬ)れて牡丹色(ぼたんいろ)になった両手を母さん狐の前にさしだしました...
新美南吉 「手袋を買いに」
...「このお手々にちょうどいい手袋下さい」すると帽子屋さんは...
新美南吉 「手袋を買いに」
......
野口雨情 「朝おき雀」
...お顏とお手々を拭いてからね」ふじ子が濡れ手拭を健吉の顏へ持つてゆくと...
林芙美子 「濡れた葦」
...どこに来た……これを低吟すると四歳と三歳の二児を育てるに苦労した時分の当時の姿が思ひ出されて油然(いうぜん)たる悲哀が胸にこみあげて来る――お手々つないで野道をゆけば……山のお寺の鐘が鳴る...
宮地嘉六 「老残」
...松山さんの男の子とお手々つないで歩いていました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...お手々(てて)出して...
室生犀星 「蜜のあわれ」
...お手々にぶら下がるわ...
室生犀星 「蜜のあわれ」
...お手々あげてお襦袢(じゅばん)にポケットがついていて...
室生犀星 「蜜のあわれ」
...こっちのお手々もそうやって握るだけよ...
山本周五郎 「柳橋物語」
...お手々をつないで死出の旅出じゃ...
吉川英治 「新書太閤記」
...可愛いお手々を振ってござらっしゃるではないか」「ほ...
吉川英治 「親鸞」
......
若山牧水 「小さな鶯」
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