...お得意たちに売っていると確信する十分な理由を持っている...
フレデリック・アークム Fredrick Accum 水上茂樹訳 「食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)」
...佐々お得意のライスカレーのことを...
海野十三 「火星兵団」
...そこのいいお得意様になった...
大杉栄 「日本脱出記」
...お得意は失いたくないと言って東京のまん中なら神田の炭屋が...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...お得意を廻って、三軒に一つ、五軒に一つの御用を頂戴するだけでは、一日せいぜい三十軒、五六円の商売にしかならない...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...またお得意に対してしばしば間を欠き...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...商人はそれを(コンコードの一商人がかつてそうしたように)商売をはじめるときに看板として戸口にかかげる――ついには彼の最もふるいお得意もそれが動物か植物か鉱物か確かなことはいえなくなる始末だが...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...それだけでお得意...
太宰治 「古典風」
...倉田百三などが最もお得意だろう...
戸坂潤 「思想としての文学」
...あれが此人の唯一のお得意な皮肉の表情なんですの...
長與善郎 「青銅の基督」
...大店(おほだな)のお勝手をお得意先に回つて歩く...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...静江 お得意でしょう? 一昨日の晩なんか...
久生十蘭 「喪服」
...またはお得意(はこ)の課長の生計の大した事を喋々(ちょうちょう)と話す...
二葉亭四迷 「浮雲」
...自分で横浜のお得意先きなども始終まわっていたが...
堀辰雄 「花を持てる女」
...わざわざお得意として存在しているようなものだった...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...藤壺の宮をお得になって以来...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...それでも子供衆のお得意のある所でなくては...
森鴎外 「雁」
...して第三は」「君がお得意の得物(えもの)――あの二つの板斧(まさかり)だが――それは帰泊(きはく)の日まで...
吉川英治 「新・水滸伝」
便利!手書き漢字入力検索