...このお座敷、遠慮は入(い)らん...
泉鏡花 「歌行燈」
...二人はお座敷へ行っている……こっちはお茶がちだから...
泉鏡花 「開扉一妖帖」
...「お座敷の仕事のこととかで...
高見順 「如何なる星の下に」
...お座敷へ出せる代物(しろもの)ではないが...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...お座敷が陰気で裏が返らなかったり...
徳田秋声 「縮図」
...お座敷がかかるたびに...
徳田秋声 「縮図」
...昨夜お座敷の帰りが遅かったとみえて...
徳田秋声 「挿話」
...ひらのお座敷でも...
豊島与志雄 「操守」
...お座敷で雛妓が蓄音器に合せて流行小唄を踊り...
豊島与志雄 「風俗時評」
...今晩はどうせお座敷に出られやしないんだから...
豊島与志雄 「不肖の兄」
...こちらはゆるつとして居ますからこちらのお座敷になすつたらどうでござんす...
長塚節 「隣室の客」
...再び大学からお座敷がかかったが...
野村胡堂 「胡堂百話」
...ここのお座敷も今夜ひと晩だ...
正岡容 「寄席」
...場末の寄席やあまり安いお座敷なんぞでは稼がないことだ...
正岡容 「寄席」
...乾物類の肴(さかな)でお座敷の人々へは酒杯が勧められた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...「このお座敷の御簾の前にしか座が頂戴(ちょうだい)できないのでしょうか...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...時方は宮のお座敷には遣戸(やりど)一重隔てた室(ま)で得意にふるまっていた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...どちらのお座敷においでかね」「いらッしゃいまし……...
吉川英治 「新・水滸伝」
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