...二六「水戸(みと)とかでお座敷に出ていた人だそうですが...
有島武郎 「或る女」
...やっぱりお座敷ござなく面(づら)だ...
泉鏡花 「婦系図」
...この四畳のお座敷へ蚊帳(かや)二つりという次第ではないか...
伊藤左千夫 「水籠」
...「何をぐずぐずしておったんだ? すぐお座敷だよ」お貞はその割り合いに強くは当らなかった...
岩野泡鳴 「耽溺」
...瓢六は画家(ゑかき)のお座敷だと聞くと...
薄田泣菫 「茶話」
...夜が明けて、お座敷のほうに、そっと足音をしのばせて行って見ると、お母さまは、もうちゃんとお着換えをすましておられて、そうして支那間のお椅子(いす)に、疲れ切ったようにして腰かけていらした...
太宰治 「斜陽」
...お座敷の隅(すみ)の机によりかかって...
太宰治 「斜陽」
...お座敷がとても面白いんですの...
徳田秋声 「仮装人物」
...気の向く時ぼつぼつお座敷へ出てもらえば...
徳田秋声 「縮図」
...芸者でお座敷着の裾でも引いておれば...
豊島与志雄 「祭りの夜」
...出直してお座敷のお客様へ出ますものでございますから...
中里介山 「大菩薩峠」
...フラリフラリと二階へ――「お座敷は此方でございます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...鳥居様遊興のお座敷から...
野村胡堂 「礫心中」
...お座敷では、もうお客さまが朝ごはんをたべていました...
林芙美子 「お父さん」
...お座敷か...
正岡容 「寄席」
...お庭の前のお座敷に玉座の椅子(いす)がすえられ...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...時方は宮のお座敷には遣戸(やりど)一重隔てた室(ま)で得意にふるまっていた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...「お座敷はちゃんと支度してありますし...
山本周五郎 「五瓣の椿」
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