...お座敷着で、お銚子を持って、ほかの朋輩(ほうばい)なみに乙につんとすましてさ...
芥川龍之介 「片恋」
...一室(ひとま)別段のお座敷でござりますから...
泉鏡花 「伊勢之巻」
...――どこ? そのお座敷は」「○○の△△荘」はがしで鉄板を...
高見順 「如何なる星の下に」
...「お座敷にやすませておりますの...
太宰治 「斜陽」
...まるでお座敷芸にまるめてしまっているのが...
太宰治 「富士に就いて」
...それでお座敷から帰ると...
徳田秋声 「仮装人物」
...お座敷の仕度(したく)をしてもらっているところだったが...
徳田秋声 「縮図」
...気の向く時ぼつぼつお座敷へ出てもらえば...
徳田秋声 「縮図」
...はでなお座敷着でないのを幸に...
豊島与志雄 「高尾ざんげ」
...夜遅くお座敷からの帰りなどに...
豊島与志雄 「千代次の驚き」
...今晩はどうせお座敷に出られやしないんだから...
豊島与志雄 「不肖の兄」
...そのお代官邸のお部屋様のお座敷と...
中里介山 「大菩薩峠」
...お座敷(ざしき)があきましたからと下女が二階へ案内をした...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...ところへお座敷はこちら? と芸者が三四人はいって来た...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...今お座敷に出ているから――喜助 お座敷と? へっ...
三好十郎 「樹氷」
...乾物類の肴(さかな)でお座敷の人々へは酒杯が勧められた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...「北側のお座敷というような...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...寄席やお座敷ではおりおり用いた...
山本笑月 「明治世相百話」
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