...夕刻から夜に掛けてお店者(たなもの)並びに職人のわいわい連中が押して来て非常な騒ぎとなる...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...まあお店者(たなもの)か独身ものの勤め人なんだから...
徳田秋聲 「或売笑婦の話」
...落魄(おちぶ)れた能役者でなきゃアまず思案に余ったお店者(たなもの)だ」「…………」縁側に寝そべって...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お店者(たなもの)は一代の恥っかきだ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...典型的なお店者(たなもの)で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...女子供やお店者(たなもの)の筆跡(て)じゃございません」総右衛門は言うのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...女子供やお店者(たなもの)の筆跡(て)ぢや御座いません」總右衞門は言ふのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...唯平凡なお店者(たなもの)といふだけ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...不景氣なお店者(たなもの)を晒してゐた筵圍(むしろがこひ)の中に...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お店者(たなもの)らしい洗煉された若者ですが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...三十五まで獨り者で暮したお店者(たなもの)が...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...半紙を大事にしない人間――若いお店者(たなもの)のしたことだらう...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お店者(たなもの)ていのが...
林不忘 「あの顔」
...七月十六日の夜は何處の店にも客人入込みて都々(どゝ)一端歌(はうた)の景氣よく菊の井の下座敷にはお店者(たなもの)五六人寄集まりて調子の外れし紀伊の國...
樋口一葉 「にごりえ」
...菊の井の下(した)座敷にはお店者(たなもの)五六人寄集まりて調子の外れし紀伊(きい)の国(くに)...
樋口一葉 「にごりえ」
...素っ堅気のお店者(たなもの)...
山本周五郎 「お美津簪」
...若い職人とかお店者(たなもの)などで...
山本周五郎 「契りきぬ」
...お店者(たなもの)らしい中年の男が...
山本周五郎 「へちまの木」
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