...娘の行方(ゆくえ)をお尋ね下さいまし...
芥川龍之介 「藪の中」
...八度も禮拜して申しましたことは「先にお尋ねにあずかりました女(むすめ)のカラ姫はさしあげましよう...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...ちがふ方面の事をお尋ねになりました...
太宰治 「右大臣実朝」
...深い仔細をお尋ねなさるでもなく...
太宰治 「右大臣実朝」
...「お尋ねに預りました茂十でございますが」と手拭を取り取り私の前に小腰を屈めたのは年の頃五十五...
橘外男 「逗子物語」
...たった今会社の方へお尋ねしたところでした」紳士はこう云って二枚の名刺を渡した...
谷崎潤一郎 「途上」
...「わたしはあなた方にお尋ねします...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「手早い奴」
...こちらへ伺ってぜひともお尋ねしようと存じておったのでございます...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...町じゅう誰知らぬ者もない恐ろしいお尋ね者で...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...わたくしはこのこと一つだけあなたにお尋ねしたいんですけれど? もし...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...少しお尋ねしたいことがありますが...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...それやこれやでその後はついぞお尋ねもせなんだがこの間はまたとんだ御災難...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...「少々……物をお尋ね申したいが」笠を深く被(かぶ)って両刀を差して...
中里介山 「大菩薩峠」
...私が室内画家かというお尋ねは――むしろ...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...お尋ね申すは更なること手紙あげる事も成ませんかつた...
樋口一葉 「十三夜」
...何と思って承っておいででしたかとお尋ねしましたら...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...徒二 笑うかっ! 何がおかしい!今井 それならばお尋ねしよう...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...お尋ね者の黒旋風だったのか...
吉川英治 「新・水滸伝」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??