...さきざきお尋ね遊ばしてお上げなされまし...
泉鏡花 「伊勢之巻」
...半次ならやりかねないだろう」重大なるお尋ね者である半次は...
海野十三 「棺桶の花嫁」
...でもなおも一度お尋ねしてみましょうか...
豊島与志雄 「愚かな一日」
...正夫がなお尋ねようとすると...
豊島与志雄 「白い朝」
...「少々……物をお尋ね申したいが」笠を深く被(かぶ)って両刀を差して...
中里介山 「大菩薩峠」
...「十一日夕方の地震で今村博士にお尋ねすると...
武者金吉 「地震なまず」
...まじめにお尋ね申し上げるのです」少女は大納言の遺子であろうと想像して源氏が言うと...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...「大将があちらへ行きましたか」とお尋ねになると...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...あなたにそれを教はりたくてお尋ねしたのだといつた...
室生犀星 「はるあはれ」
...横浜のホリ辰の仕事ぶりについて私に色々とお尋ねになったアトで...
夢野久作 「S岬西洋婦人絞殺事件」
...なぞといろいろお尋ねになりましたので...
夢野久作 「押絵の奇蹟」
...貴様はお尋ね者の……だろう」妾は夢中になって身体(からだ)を引っこめかけた...
夢野久作 「ココナットの実」
...屹度(きっと)」「ではお尋ね致しますが...
夢野久作 「白髪小僧」
...……お尋ねになる事は...
夢野久作 「暗黒公使」
...その女が、お尋ね中の、大事な犯人のひとりでござる...
吉川英治 「大岡越前」
...「お尋ね申していたところでした」秀吉が灯もない縁先に腰を休めると...
吉川英治 「新書太閤記」
...天下のお尋ね者になったら」「番兵の頭(かしら)...
吉川英治 「新・水滸伝」
...おまけに開封東京(とうけい)から姿をくらましたお尋ね者の花和尚(かおしょう)魯智深(ろちしん)だろう...
吉川英治 「新・水滸伝」
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