...小山の上にぽっつり立っているちいさなお寺にたどりつきました...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「旅なかま」
...お寺の一夜はおちついてよかつた...
種田山頭火 「旅日記」
...ヴェニスからお寺の鳩(はと)に豆を買ってやることは日本に限ることと思っていましたがここのサンマルコのお寺の前でも同じことをやっています...
寺田寅彦 「先生への通信」
...ゐるな と思つて竹藪の入口までいつても垣ひとへ向ふにはお寺の銀杏の木がまつ黒に立つてるし...
中勘助 「銀の匙」
...こんなに荒れたお寺も珍らしい」「拙者故に飛んだ御迷惑をかけて相済まぬ」「どう致しまして...
中里介山 「大菩薩峠」
...こんなお寺のお小僧になってしまった方が気楽だろうとも考えさせられました...
中里介山 「大菩薩峠」
...このお寺の中へ逃げ込んでしまいました...
中里介山 「大菩薩峠」
...もはやお寺へ逃げ込んだ時のように...
中里介山 「大菩薩峠」
...お寺に人別があったかどうか...
野村胡堂 「随筆銭形平次」
...お寺方へ寄附をするとか...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「どう? お寺で風邪(かぜ)なんぞひいたらいけないから...
長谷川時雨 「遠藤(岩野)清子」
...大層(たいそう)おそいではないかお寺(てら)の山(やま)へでも行(ゆき)はしないかと何(ど)の位(くらい)案(あん)じたらう...
樋口一葉 「にごりえ」
...梅若丸の塚のあるお寺は...
正岡容 「下町歳事記」
...私がお寺に起居するということだけでも...
室生犀星 「幼年時代」
...京都は名にし負うお寺の町であります...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...「このお寺を山の上へ建てるだけで...
横光利一 「旅愁」
...お寺や博物館を見物する為にマルセイユに二日(ふつか)滞在する事にして...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...お寺への心づけさえないんでしてね」「心配しなさんな」すぐ財布を解いて――「一両と...
吉川英治 「治郎吉格子」
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