...お定まりのカケ焔焼(えんせう)で烟(けむり)を出すなんか古い...
江見水蔭 「硯友社と文士劇」
...太つた人にはお定まりの...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...田舎家にはお定まりの...
谷崎潤一郎 「吉野葛」
...これがこういう場合にお定まりであるようにいろいろに誤解され訛伝(かでん)されている...
寺田寅彦 「春六題」
...昨日のポルチエーが側へ来て人の顔を見つめて顔をゆがめてそうして肩をすぼめて両手の掌(てのひら)をくるりと前に向けてお定まりの身振りをした...
寺田寅彦 「二つの正月」
...それが昔からのお定まりですよ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...松源で一杯飲まされた」「それから?」「それからお定まりの吉原へ誘惑を受けたが...
中里介山 「大菩薩峠」
...一件の刻限はお定まりだ...
長谷川伸 「沓掛時次郎 三幕十場」
...街道といえばお定まり...
長谷川伸 「中山七里 二幕五場」
...食事と身上話がすむとお定まりのアルバムが出てきた...
久生十蘭 「黒い手帳」
...自分の友達に否応なしに撮(つま)み出されるのがお定まりなのである...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...本堂の裏手にお定まりの墓地があり...
正岡容 「異版 浅草燈籠」
...ある年頃には誰もするというお定まりの一役を演ずるということは...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...そしてその人民に対してお定まりの布告をした...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...やがてこのお定まりの手当を嘲笑(あざわら)うようになった...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...お定まりの衣紋流し...
山本笑月 「明治世相百話」
...材料はお定まりの湯婆(ゆば)と豆腐と生麩(なまぶ)...
山本笑月 「明治世相百話」
...鯛はお定まりのうしおとあら煮だよ」などと...
山本笑月 「明治世相百話」
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