...殿のお好みが、手前と同じように剣菱であろうとは全く思いがけないことで……」彼は酒の見極めがつくと、初めて安心したように盃の数を重ね出した...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...私はそのお好み焼屋の...
高見順 「如何なる星の下に」
...「あのお好み焼屋は...
高見順 「如何なる星の下に」
...お好み焼の材料に使い...
豊島与志雄 「文学以前」
...お好みによってお印(しるし)を即座に入れて差上げます」「先生...
中里介山 「大菩薩峠」
...女角力の美人のおくらを目あてに「娘一人に聟八人」のお好みをつけたというのは...
中里介山 「大菩薩峠」
...太閤様お好みの茶室...
中里介山 「大菩薩峠」
...*トゥロヒーモフのにしませうか? どちらをお好みですか? おや...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...家ではお父様もお母様もさういふものをお好みにならない...
平山千代子 「お泊り」
...明らかにいつものお好み通り立ち聞きしているのだ...
A. ブラックウッド A. Blackwood The Creative CAT 訳 「盗聴者」
...途中、三木のり平に逢ひ、のりちゃん、ゲストで加はることゝなり、烏森のお好み焼、末広へ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...貴女のお好みの型を腕に撚りをかけて拵へて差しあげたいと思つてゐるのよ...
牧野信一 「〔婦人手紙範例文〕」
...右大将などもあまりに変わったお好みだと不審がりますし...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...普通と変わって冬の月を最もお好みになる院は...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...これは両方とも備わっているね」宮がことにお好みになる花であったから...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...この作物はお好みなされぬというのであります...
柳田國男 「日本の伝説」
...御婦人のお好みが大分まじっておりますようで……」と眼を細くして笑った...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...剣技をお好み遊ばし...
吉川英治 「三国志」
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