例文・使い方一覧でみる「お多福」の意味

...いかなお多福でも... いかなお多福でもの読み方
岩野泡鳴「耽溺」

...お多福――からその可哀そうな身の上ばなしを聴き... お多福――からその可哀そうな身の上ばなしを聴きの読み方
岩野泡鳴「耽溺」

...先ず歌麿以前はお多福豆のような顔でしたが... 先ず歌麿以前はお多福豆のような顔でしたがの読み方
上村松園「女の顔」

...金山源介は殺された――お多福山の宝を見つけて... 金山源介は殺された――お多福山の宝を見つけての読み方
海野十三「暗号の役割」

...熊手には宝船、的矢、玉茎、金箱、米俵、お多福面、戎大黒（えびすだいこく）などが飾り付けてあるが、これが千差万別で、どれが出船でどれが入船か見たところではさっぱりわからない... 熊手には宝船、的矢、玉茎、金箱、米俵、お多福面、戎大黒などが飾り付けてあるが、これが千差万別で、どれが出船でどれが入船か見たところではさっぱりわからないの読み方
高見順「如何なる星の下に」

...お多福風から睾丸炎になるいうことかてあるもんやそうですなあ？　尤もそないいうてるだけで...
谷崎潤一郎「卍（まんじ）」

...お多福（たふく）... お多福の読み方
夏目漱石「三四郎」

...お多福湯のトネ子だったよ」と文六ちゃんは話しました... お多福湯のトネ子だったよ」と文六ちゃんは話しましたの読み方
新美南吉「狐」

...お多福（かめ）は何気ない様子で近付いて... お多福は何気ない様子で近付いての読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...お多福（かめ）の面を冠った男を見詰めました... お多福の面を冠った男を見詰めましたの読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...面白い話をして聞かせる」お多福の男は自信あり気に腰も起しません...
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...無事に生きてゐる女は皆んなお多福だ... 無事に生きてゐる女は皆んなお多福だの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...女はお多福（たふく）の面を被（かぶ）り... 女はお多福の面を被りの読み方
正岡子規「墨汁一滴」

...鬼外にありてかくおびやかす時、お多福内より、福が一しよにもろてやろ、といふ...
正岡子規「墨汁一滴」

...その中にはお多福（たふく）も大黒（だいこく）も恵比寿（えびす）も福助（ふくすけ）も裸子（はだかご）も招き猫もあつて皆笑顔をつくつてゐる... その中にはお多福も大黒も恵比寿も福助も裸子も招き猫もあつて皆笑顔をつくつてゐるの読み方
正岡子規「墨汁一滴」

...もっともお多福豆に加えてもよし... もっともお多福豆に加えてもよしの読み方
村井弦斎「食道楽」

...お登和も張合ありて心嬉く「このお皿のは昨日（きのう）奥さんにお話し申した西京（さいきょう）のお多福豆です... お登和も張合ありて心嬉く「このお皿のは昨日奥さんにお話し申した西京のお多福豆ですの読み方
村井弦斎「食道楽」