...あなたと神近さんの為めにお喜びを申しあげます...
伊藤野枝 「書簡 大杉栄宛」
...きっとお喜びでございますよ...
江戸川乱歩 「大金塊」
...そんなきたない花を先生はお喜びになるかもしれないわ...
竹久夢二 「先生の顔」
...将軍家に於いては殊のほかお喜びなされて...
太宰治 「右大臣実朝」
...たいへんお喜びの御様子だった...
太宰治 「斜陽」
...「棚田のお母さんもさぞお喜びでしょうな?」と聞くと...
橘外男 「棚田裁判長の怪死」
...「お喜びなさい、あなたは命が助かるかも解らないです、公主は巾を三遍も四遍もくりかえして御覧になって、お笑い遊ばされて、べつにお怒りになった御容子(ごようす)も見えないですから、ついすると赦していただくことができますよ、すこし辛抱しているがいいのです、逃げ出したりなんかしてはいけないです、それで見つかろうものなら今度は赦してもらうことができないですから」日がもう入りかけていた...
田中貢太郎 「西湖主」
...同氏から折返し大變にお喜びの御返事があつた...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...善行をするのをお喜びになるといふやうに...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...お喜びの御馳走でございます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お喜びになって目だたぬふうで訪(たず)ねておいでになった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...宮様は中将が来たので力を得たようにお喜びになった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...昨晩伺ったことで宮様はお喜びになったかね」「そうでございました...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...お喜びを申しに伺候しない人もなかった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...眼が冷えてお喜びになります...
室生犀星 「蜜のあわれ」
...幼く純な魂を犠牲としなければお喜びにならないのだ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...その時のお母様のお喜びになった御様子は今でも眼に残っております...
夢野久作 「押絵の奇蹟」
...お父さんお喜びになってね...
横光利一 「旅愁」
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