...根本松江氏もお初ちやんも何か書いてゐる...
今井邦子 「水野仙子さんの思ひ出」
...「大統領閣下お初にお目に懸ります...
薄田泣菫 「茶話」
...」「や、お初めて...
薄田泣菫 「茶話」
...夫――彼女は夫の思い出にたいしてはなお初婚時代の愛情を失わないでいた――老祖父...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...お初(はつ)に――いや...
中里介山 「大菩薩峠」
...紙に包んだ金何疋のお初穂(はつほ)が山のように積まれました...
中里介山 「大菩薩峠」
...ほかにお初さんの分が一分――山吹色のできたての小判だぜ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...茶碗(ちゃわん)のなかにはお初ほが...
本庄陸男 「石狩川」
...黒門町のお初というものが...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...日本中切ってのお初つぁんと...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...――もしや、もう、お初の奴が、何か小細工をやりはじめたのじゃあねえか知ら? いかに素早い奴でも昨夜の今日では、意趣がえしの法もつくめえが――もっとも、お客と、ちょいと付き合って、じきに戻ると、男衆を通じてことづてもあったことだ――もう少し、辛抱して見ようと、心を強いて落ちつけて見もしたが、自分が待っているということを、忘れるような相手ではないので、あまりに時刻が経つと、気が気でなくなるばかり――階下(した)の小部屋に泊っている男衆を呼んで、呼ばれた先きは、どこだ? ――と、たずねると、客は広海屋で、茶屋は、柳ばしのろ半だという答――「じゃあ、まち切れねえから、こっちからろ半へ出かけて見ましょう――入れちがいになったら若親方に、寝ずに待っているように言って下さい――すぐ引っかえして来ますから――ぜひに今夜中、話して置きたいことがあるのでしてネ」彼は、男衆にそう頼んで、辻かごで、柳ばしへ急がせて行った...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...このお初ちゃんほどの女を振りとおした雪さんでも...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...見せつけて上げますかね――」お初は...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...――うう、くやしいッ!と、お初は、わが身をつかみしめる...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...直きに戻りますから」お上さんは爺さんがずっと面倒をみているお初のおっ母さんである...
矢田津世子 「神楽坂」
...お初穂(はつほ)はまず家の神棚(かみだな)に上げるほかに...
柳田国男 「海上の道」
...「あの人にゃ気をつけなくちゃなんねえだよ」お初という娘が杢助に囁いた...
山本周五郎 「似而非物語」
...そこへお初という小女が...
山本周五郎 「五瓣の椿」
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