...門の内に立つてお出でになつた...
鈴木三重吉 「桑の実」
...恰好(かつかう)を見てお出でになる...
鈴木三重吉 「桑の実」
...「なるべくお静かにお出で下さいまし...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...どうしてまたそんなことを詳しく知ってお出でなのですか」「それはこういう訳です...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...いつも寝所にお出(い)で遊ばされるのか」「お出で遊ばされるように思われますでございますが」「何か怪しいことでもないのか...
田中貢太郎 「頼朝の最後」
...あたくしたちの近くへお出で下さいますな...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...花をひくからお出でなさい...
徳田秋声 「爛」
...あとの五つを見たかつたら面(つら)を洗つて出直してお出で」「何だと...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...――すぐお出で下さい」突きのめされさうな聲です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...埋火(うもれび)を掘り返してお出でになりました」「――」「この暑さに...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...些(ち)イと課長さんの所(とこ)へも御機嫌(ごきげん)伺いにお出でお出でと口の酸ぱくなるほど言ッても強情張ッてお出ででなかッたもんだから...
二葉亭四迷 「浮雲」
...あんな事をなさるから」「モウ悪戯(いたずら)しないからお出でと云えば」「厭」「ヨーシ厭と云ッたネ」「真個(ほんと)か...
二葉亭四迷 「浮雲」
...御婚禮の式をなさりに教會へお出でなさつたとは氣が附きませんでした...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...妾から何もかもお聞きになっている事と思い込んでお出でになるもんですから...
夢野久作 「少女地獄」
...ただ一途に貴方の事を立派な人格の校長さんとばかり思い込んで尊敬してお出でになるようです...
夢野久作 「少女地獄」
...心の底から本能的に伝統してお出でになるのであります...
夢野久作 「少女地獄」
...世界中のどこへお出でになりましても志村浩太郎様の思い残されたお怨みだけはお受けにならなければなりませぬ...
夢野久作 「暗黒公使」
...こちらへお出でなさい...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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