例文・使い方一覧でみる「お侠」の意味

...お侠（きやん）な妹娘の足であつた... お侠な妹娘の足であつたの読み方
薄田泣菫「茶話」

...やがて胸倉捉へてほざき散らさむずお侠の本性もあはれや... やがて胸倉捉へてほざき散らさむずお侠の本性もあはれやの読み方
高山樗牛「一葉女史の「たけくらべ」を讀みて」

...窈窕（ようちょう）も凜々しさもお侠（きゃん）も淑（しと）やかさも何もかもが... 窈窕も凜々しさもお侠も淑やかさも何もかもがの読み方
橘外男「墓が呼んでいる」

...お侠（きゃん）な女学生風なのや... お侠な女学生風なのやの読み方
谷譲次「踊る地平線」

...そんなことを云う言葉の調子がまるでお侠（きゃん）なお転婆娘のようであった... そんなことを云う言葉の調子がまるでお侠なお転婆娘のようであったの読み方
谷崎潤一郎「武州公秘話」

...すこぶるお侠（きゃん）で口先の達者な女友だちと連れだっていたが... すこぶるお侠で口先の達者な女友だちと連れだっていたがの読み方
ドストエーフスキイ神西清訳「永遠の夫」

...お侠（きゃん）で... お侠での読み方
中里介山「大菩薩峠」

...少しばかりお侠（きゃん）な娘の様子を想像して下さることでしょう... 少しばかりお侠な娘の様子を想像して下さることでしょうの読み方
野村胡堂「奇談クラブ〔戦後版〕」

...これは又恐しいお侠（きやん）で... これは又恐しいお侠での読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...我儘で少しお侠（きやん）で... 我儘で少しお侠での読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...不思議な美しを持つた娘――お侠（きやん）で柔順で... 不思議な美しを持つた娘――お侠で柔順での読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...これが若（も）しもお侠（きや）ん娘（むすめ）の飛（と）びかへりなどならば知（し）らぬ事（こと）... これが若しもお侠ん娘の飛びかへりなどならば知らぬ事の読み方
樋口一葉「經つくゑ」

...人目（ひとめ）に立（た）つほど才女（さいじよ）など呼（よ）ばるゝは大方（おほかた）お侠（きやん）の飛（と）びあがりの... 人目に立つほど才女など呼ばるゝは大方お侠の飛びあがりのの読み方
一葉女史「ゆく雲」

...勝ち気でお侠（きゃん）なところはあったが... 勝ち気でお侠なところはあったがの読み方
山本周五郎「赤ひげ診療譚」

...縹緻よしでお侠（きゃん）で... 縹緻よしでお侠での読み方
山本周五郎「赤ひげ診療譚」

...なかなか見付かるものではない……と思い付いたからの事です」「……ヘエ……その妹はなかなかの名探偵ですね」「ウン……この妹の方は姉と違ってチョットお侠（きゃん）なところがあるようだが...
夢野久作「ドグラ・マグラ」

...さすがにお侠（きゃん）なてめえも... さすがにお侠なてめえもの読み方
吉川英治「鳴門秘帖」

...お侠（きゃん）な声で呼びたてていた... お侠な声で呼びたてていたの読み方
吉川英治「松のや露八」

ランダム例文：
妻帯襍もしも

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