...老女笹尾を筆頭としてお供の女中残らずが...
江見水蔭 「怪異黒姫おろし」
...いちいちお供(とも)におつれになって...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...お供(とも)を仕(つかまつ)ります」「では...
田中貢太郎 「神仙河野久」
...明る日は頬をはらして食事もせずにじつと寐間にひつこんでたら伯母さんは心配して仏様のお供物をこつそり私にたべさせた...
中勘助 「銀の匙」
...――江戸までお供をさして頂けば...
野村胡堂 「江戸の火術」
...お供が三人外で待つて居られました」「それから」「お客が歸るとお島さんを呼んで掃除(さうぢ)をさせ疲(つか)れたからと仰有つて一杯召し上がつて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...大きなお供(そなえ)に小さいお供(そなえ)が附着(くっつ)いてヤッサモッサを始める段になると...
二葉亭四迷 「平凡」
...お帰りにあたしがお供して――」と酒場の娘が心配したこともあります...
牧野信一 「歌へる日まで」
...その時のお供をした公達(きんだち)などの河(かわ)を渡ってお訪(たず)ねした八の宮の風雅な山荘を...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...ひとつ北へでもお供をしようじゃあありませんか」「うわごとを云うな...
山本周五郎 「柳橋物語」
...僕等は博士のお供をして彼方此方(あちらこちら)を訪問した...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...何処とかいう御大家のお嬢さんについていたお供だったのかえ」と...
吉川英治 「江戸三国志」
...つねに荷持のお供であり...
吉川英治 「剣の四君子」
...国清がお供いたしましょう」と...
吉川英治 「私本太平記」
...――そちはまだ知るまいが、つい先頃、殿のお供して、京都へ上洛(のぼ)り、無事帰城して、御城内に勤めている」「京都へ...
吉川英治 「新書太閤記」
...山の高所へお供して...
吉川英治 「新書太閤記」
...わたくしもお供いたしまする...
吉川英治 「新書太閤記」
...若先生のお供をして出たのか」「はい...
吉川英治 「宮本武蔵」
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