...お伽話(とぎばなし)を聞くようで...
泉鏡花 「海の使者」
...お伽話ばかりおもしろがつてゐる日本の子供達に『本当の話』がどんなにおもしろいものかと云ふ事が分れば本当にうれしく思ひます...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...私は本当のお話をお伽話なんかに変へやしないよ...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...アンブロアジヌお婆さんのお伽話よりもよつぽど面白いや...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...まるでお伽話(とぎばなし)の世界のようになる...
高村光太郎 「山の雪」
...なんだかお伽話を読んでいるような気がするんです)と...
田中貢太郎 「蟇の血」
...あの十八頁に亘る慨世のお伽話は氣の毒乍ら...
直木三十五 「春夫偏見」
...最もよくフアンタジイのお伽話を好む子供であり...
萩原朔太郎 「童話と教育について」
...だが今はみんなお伽話(とぎばなし)のようなことだ...
林芙美子 「新版 放浪記」
...」私はお伽話(とぎばなし)的なこの青年の行動に好ましい微笑を送った...
林芙美子 「新版 放浪記」
...だが今は皆お伽話の人だ...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...お伽話もいゝな...
平山千代子 「小説」
...僕のかつて愛した女たちの髪の毛の束とマルクスの手紙と シュレジァンの敗北の織衣と大学をおんでる時にふりまはした剣鞘と一しょにお伽話のように自由なアメリカの伯父さんがうや/\しく占有されてゐたのだ大陸へ行きゃあ...
槇村浩 「長詩」
...もうお伽話の世界での擬人法で遊べるから...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...」よしのお伽話にはおいらんとお客とのみが人物として出るのである...
森鴎外 「細木香以」
...お伽話に云う通(とおり)...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...そんなお伽話(とぎばなし)じみた問題を浮かべ得る余地すら無かった...
夢野久作 「冗談に殺す」
...逆にアラビヤンナイト式のお伽話(とぎばなし)的怪奇趣味の中にモグリ込んでしまいました...
夢野久作 「涙香・ポー・それから」
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