...お伽話(とぎばなし)などして聞かせている様子は...
有島武郎 「或る女」
...お伽話(とぎばなし)の絵に描いた外科医者という体(てい)で...
泉鏡花 「悪獣篇」
...アムブロアジヌお婆(ば)あさんのお伽話には倦(あ)きてしまひましたが...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...お伽話ばかりおもしろがつてゐる日本の子供達に『本当の話』がどんなにおもしろいものかと云ふ事が分れば本当にうれしく思ひます...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...なんだかお伽話を読んでるやうな気がするんです...
田中貢太郎 「蟇の血」
...お伽話(とぎばなし)のなかでこそ...
アントン・チェーホフ 神西清訳 「桜の園」
...「国の歴史や伝説やまたお伽話(とぎばなし)でもその国の自然を見た後でなければやっぱり本当には分らない...
寺田寅彦 「異郷」
...フアンタスチツクで荒唐無稽のお伽話――森の妖精の話や...
萩原朔太郎 「童話と教育について」
...今はそれもいじらしいお伽話(とぎばなし)になってしまった...
林芙美子 「新版 放浪記」
...私はまるでお伽話のような蛙(かえる)の声を聞いた...
林芙美子 「新版 放浪記」
...お伽話もいゝな...
平山千代子 「小説」
...唖の子がものを言ひ出すお伽話にあるやうな奇蹟的出來事は斯して自分の一生の半途に起つた...
福士幸次郎 「太陽の子」
...たくまないお伽話(とぎばなし)の作者(さくしゃ)だった...
アナトール・フランス 岸田國士訳 「母の話」
...ジャンセエニュ先生(せんせい)と同じ数だけのお伽話(とぎばなし)を知っています...
アナトール・フランス 岸田國士訳 「母の話」
...もうお伽話に書かれてから久しゅうなる...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...お伽話に云う通(とおり)...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...……ナアニ……探偵小説ってものは大人のお伽話に過ぎないんだよ...
夢野久作 「探偵小説の正体」
...小供のお伽話と同等にビックリさせる色どりに外ならないんだよ……云々……と……...
夢野久作 「探偵小説の正体」
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