...アンデルセンを出して近世お伽話(とぎばなし)の元祖たらしめ...
内村鑑三 「デンマルク国の話」
...まるでお伽話(とぎばなし)の世界のようになる...
高村光太郎 「山の雪」
...お伽話を読んでゐるやうな気持がしてならなかつた...
田中貢太郎 「蟇の血」
...「国の歴史や伝説やまたお伽話(とぎばなし)でもその国の自然を見た後でなければやっぱり本当には分らない...
寺田寅彦 「異郷」
...お伽話でもないし...
豊島与志雄 「早春」
...あの十八頁に亘る慨世のお伽話は氣の毒乍ら...
直木三十五 「春夫偏見」
...お伽話(とぎばなし)の小波だけしか知らないだろう...
野村胡堂 「胡堂百話」
...親分」「狐の嫁入?――娘のおチュウを番頭の忠吉に嫁合(めあわ)せるというお伽話(とぎばなし)の筋なら知っている」「そんな馬鹿馬鹿しい話じゃありませんよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...科學とお伽話とが...
萩原朔太郎 「童話と教育について」
...最もよくフアンタジイのお伽話を好む子供であり...
萩原朔太郎 「童話と教育について」
...これはまるでお伽話(とぎばなし)の世界である...
林芙美子 「浮雲」
...」私はお伽話(とぎばなし)的なこの青年の行動に好ましい微笑を送った...
林芙美子 「新版 放浪記」
...だが今は皆お伽話の人だ...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...唖の子がものを言ひ出すお伽話にあるやうな奇蹟的出來事は斯して自分の一生の半途に起つた...
福士幸次郎 「太陽の子」
...一種のお伽話(とぎばなし)ですね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...お伽話に云う通(とおり)...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...みんな大人のお伽話(とぎばなし)みたいな心理描写ばっかりである...
夢野久作 「書けない探偵小説」
...「ワハハハハハハハハハハ……お伽話(フェヤリー・ストーリース)だ……地底の蜃気楼(ミラージ・イン・ザ・アース)……アッハッハッフッフッフッ……アスタ・セガンチニ……あの近眼婆さん……オースタリ人の志村のぶ子……アハハハハ...
夢野久作 「暗黒公使」
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