...浦島太郎(うらしまたろう)という人(ひと)が竜宮(りゅうぐう)へ行(い)って乙姫(おとひめ)さまのお婿様(むこさま)になったという名高(なだか)いお伽噺(とぎばなし)がございますが...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...お伽噺(とぎばなし)のようなことが起った...
海野十三 「地底戦車の怪人」
...夢かお伽噺(とぎばなし)みたいな出来事...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...まるでお伽噺(とぎばなし)の国のようだ)こんなくだらない街角を...
江戸川乱歩 「月と手袋」
...まるでお伽噺のやうな譚だが...
薄田泣菫 「独楽園」
...お伽噺(とぎばなし)の子供の家のような家もありました...
竹久夢二 「都の眼」
...いくらお伽噺だからと言つても...
太宰治 「お伽草紙」
...色々の美しいタチングな場面が丁度そのお伽噺の挿画のように順々にめくられて行く...
寺田寅彦 「映画雑感(5[#「5」はローマ数字、1-13-25])」
...全くお伽噺とも云えるようなものだったに違いない...
豊島与志雄 「好意」
...誰も知らないあのお伽噺のおかげを蒙(こうむ)っていたからでした...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...まるでお伽噺の中のプリンセスみたいに...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...多くのお伽噺の勇士の身を...
牧野信一 「毒気」
...お伽噺の中のチヤムピオンのやうに現実で役に立つといふことになつてゐるんだ...
牧野信一 「南風譜」
...何となくお伽噺めいてゐる見たいだけれど...
牧野信一 「南風譜」
...断乎たる架空の大空の下で一篇のお伽噺の創作にとりかゝつたのです...
牧野信一 「船の中の鼠」
...お伽噺(とぎばなし)の夢かというような人がですね...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トリスタン」
...いいか……忘れるな……」私はお伽噺(とぎばなし)でも聞くような気になってこの話を聞いていた...
夢野久作 「あやかしの鼓」
...全くお伽噺のような光景であった...
和辻哲郎 「鎖国」
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