...あのお伽噺(とぎばなし)のつらい夫婦(ふうふ)の別離(わかれ)という趣向(しゅこう)になったのでございましょう……...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...すべてが一篇(ぺん)のお伽噺(とぎばなし)のように見(み)えて...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...お伽噺(とぎばなし)の中にある怪物の棲(す)む山である...
押川春浪補 「本州横断 痛快徒歩旅行」
...鳥嘴(てうし)の迦樓羅王(かろらわう)は變(へん)じてお伽噺(とぎばなし)の烏天狗(からすてんぐ)となつた...
伊東忠太 「妖怪研究」
...お伽噺(とぎばなし)の中では...
海野十三 「海底都市」
...そして月世界あたりへ行ってしまう」「それはお伽噺だ...
海野十三 「地球発狂事件」
...まるでお伽噺(とぎばなし)の国のようだ)こんなくだらない街角を...
江戸川乱歩 「月と手袋」
...母が私にして聞かすお伽噺(とぎばなし)の中にも歌はよく引合にでました...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...華麗なお神楽が催されてゐたといふやうなお伽噺の主人公に私はなつたやうな気がした...
太宰治 「津軽」
...重兵衛さんのお伽噺のレペルトワルはそう沢山にはなかったようである...
寺田寅彦 「重兵衛さんの一家」
...お伽噺(とぎばなし)で聞いたように...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...お伽噺(とぎばなし)の中の王子のように成人したのであった...
野村胡堂 「楽聖物語」
...お伽噺(とぎばなし)のような事件で...
野村胡堂 「古城の真昼」
...まるで子供だましのお伽噺(とぎばなし)じゃないか...
平林初之輔 「鉄の規律」
...私はいゝ守り神(グッドジニアイ)の話を聞いたことがあるが――原始的なお伽噺(とぎばなし)の中にだつて眞理の粒(つぶ)はありますよ...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...二つばかりうろ覚えのお伽噺をして聞かせた...
牧野信一 「鏡地獄」
...こういう散歩の道みちに無尽蔵の即興お伽噺をきかせてやった...
宮本百合子 「カール・マルクスとその夫人」
...ここに不死の薬というお伽噺的な物が...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??