...また騒々しいお会式(えしき)の太鼓の雑音の中で...   
中里介山  「大菩薩峠」 
...コンテで以て自我像を画いた風の吹いてるお会式(ゑしき)の夜でした打叩く太鼓の音は風に消え...   
中原中也  「コキューの憶ひ出」 
...お会式(えしき)の万燈(まんどん)の花傘の...   
長谷川時雨  「神田附木店」 
...まるで本門寺のお会式(えしき)のような有様...   
久生十蘭  「顎十郎捕物帳」 
...実直な音楽批評家までお会式の万燈ほどに提燈を持ったので...   
久生十蘭  「魔都」 
...ほのじろくお会式桜枝に咲き時雨降るなる三島宿かな御会式桜とは池上の御会式の頃即ち柿の実の熟する頃に返り咲く種類の桜のことでもあらうか...   
平野萬里  「晶子鑑賞」 
...じゃあうかがうがお経でもねえのにどうして寺まいりとかお会式(えしき)なんぞで唱えるんだ...   
山本周五郎  「さぶ」 
...本願寺様のお会式(えしき)にも負けぬという...   
夢野久作  「名娼満月」 
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