...……これからお休みになるんでせう...
芥川多加志 「四人」
...立処(たちどころ)にこの部屋へお姿が露(あらわ)れますからお休みなさりながらお待ちなさい...
泉鏡花 「婦系図」
...リンデン ぢや、お休み遊ばせ...
ヘンリック・イブセン Henrik Ibsen 島村抱月譯 「人形の家」
...じゃ、まあ、ゆっくりお休み...
太宰治 「新ハムレット」
...弁信自身は、拭うても、拭うても、拭いきれぬ血を拭いているとは思わないでしょうが、見ているピグミーは、眼を皿のようにして、そのおびただしい血痕が、弁信のいずれの肢体から滲(し)み出でるのだか、驚惑と、興味と、恐怖とに駆(か)られて見ていたが、やがて気の毒そうに、「弁信さん、お前もかなり疲れているから、お休みなさい、おいらはこれから出かけます」「そうですか、お前さん、これからどこへ行きます」「そうさね、どこといってべつだん当てはないのだが、お前のいま言ったその信濃の国の、白骨(しらほね)というところへでも行ってみようかと思っているのさ」「あ、そうですか、白骨へ行きますか...
中里介山 「大菩薩峠」
...お休みなさいませ」渡りに舟である...
中里介山 「大菩薩峠」
...せっかくお休みになってるところを...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...そこでしばらくお休み...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...「お休みなさい、セント・ジョン...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...寄席のお休みの晦日の晩で...
正岡容 「小説 圓朝」
...お休みするところは見たこともないワ...
三宅花圃 「藪の鶯」
...四月にも二日つづくお休みが一二度あるらしい...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...お休みがつづくのではないかしら...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...けさはお休みの朝でしょう...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...お休みなさいを言って眼をつむる...
山崎富栄 「雨の玉川心中」
...ゆっくりお休みなさい」と言われました...
夢野久作 「寝ぼけ」
...』鏡子が枕から頭(つむり)を上げようとするのを、お照は押(おさ)へるやうな手附をして、『まあ、お休みなさいよ...
與謝野晶子 「帰つてから」
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