...お仕舞いにはまるで鳴門(なると)の渦巻のようになり...
海野十三 「火葬国風景」
...火のついた巻煙草がだんだんと短くなってお仕舞いになると脂(やに)くさくなる...
海野十三 「ゴールデン・バット事件」
...どこかにお仕舞いでしょうか」「卵というと……」「先日...
海野十三 「蠅」
...日本ヨイトコの実況放送はこれでお仕舞いである...
太宰治 「狂言の神」
...お仕舞いまで申しあげます...
太宰治 「虚構の春」
...この短篇集でお仕舞いになるのではないかしらと...
太宰治 「悶悶日記」
...そこであの男の一生もお仕舞いだ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「追放されて」
...「今晩お仕舞いになるんだよ...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...下郎の癖に、仇討などと――そして、お仕舞いまで、下郎扱いにされて――大損したぞ、畜生...
直木三十五 「寺坂吉右衛門の逃亡」
...お仕舞いには金に転がる女の罪の深さは...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...口惜しいが百年の恋もお仕舞いだ」「そんなものがなかったら八さん」「俺はどうしてくれよう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お仕舞いになってしまった――憎い奴等じゃないか」「味噌汁は?」「前の晩...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...何も彼もお仕舞いだ...
野村胡堂 「流行作家の死」
...そういう方針でおやりなさい」問答はそれでお仕舞いであった...
前田多門 「「人間宣言」のうちそと」
...それから? それでお仕舞い...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...戦はこれでお仕舞いでしょうね」「いや...
吉川英治 「私本太平記」
...泣かれたのがいけなかった」「まるで女性(にょしょう)のせいみたいにしてお仕舞いなさる」「仏法でもいうではないか...
吉川英治 「私本太平記」
...もうお仕舞いだ」「くやしゅうございます...
吉川英治 「私本太平記」
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