...おぬいさんだけに聞いていただこうかと迷いました……しかし結局お二人の前で申しあげるのが一番いいとおもいました...
有島武郎 「星座」
...お二人さん」東助とヒトミは...
海野十三 「ふしぎ国探検」
...「まあ、お二人で、何をヒソヒソお話しなすってますの...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...「どうぞお二人でこゝで召上つて下さいな...
鈴木三重吉 「桑の実」
...そのつぎには男神(おがみ)女神(めがみ)とお二人ずつ...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...大奥様が若様とお二人で...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...静かな座敷を取っておいてくれるように」「お二人さんでおいきやすの?」「折角腕によりをかけたんだろうから...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...お二人ともなんのためだかわからないことで...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...御旅籠賃(おはたごちん)はお二人分余分に頂戴いたしました...
野村胡堂 「江戸の火術」
...お二人はお孃樣のお部屋でお待ちになつたのでせうね」「その通りだ」「それで前後の事がよく解りました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...隠しておきたいようなこともあるんだが」「お二人のことだから...
久生十蘭 「雲の小径」
...あなたがたお二人とで...
平林初之輔 「探偵戯曲 仮面の男」
...お二人の言葉は要りません...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...お二人とも勇敢だそうですね」こう言いながら...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...どうぞ是非阿父様とお二人でいらしって下さい」と先ず前触(まえぶれ)が大層なり...
村井弦斎 「食道楽」
...国王の血をうけた親王様*がお二人までも...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...私を長崎くんだりから出発させ甲野さんのお二人を焼死させた...
山本周五郎 「風流太平記」
...俺あすぐ手紙を持って正木様と重蔵様お二人を欣ばせて来るから――」と雀躍(こおど)りせんばかりに福知山の城下へ急いだ...
吉川英治 「剣難女難」
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