...きつとその方が貴女がたお二人のためですよ...
ヘンリック・イブセン Henrik Ibsen 島村抱月譯 「人形の家」
...櫛名田媛(くしなだひめ)とお二人で...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...すぐにお二人をお呼(よ)びのぼせになりました...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...前にも申し上げましたやうに和田さま御一族のお方たちは揃つて武勇には勝れて居られましたが、陰謀の智略に於いては欠けてゐるところがおありの御様子で、その御謀叛も、すでに二箇月も三箇月も前から取沙汰せられて居りまして、御ところの人たちも前々から覚悟をきめて、各々ひそかに武具をととのへ、夜も安らかには眠らずに警衛をさをさ怠らず、異常の御緊張を以て一日一日を送り迎へして居りましたのに、将軍家に於いては、わけもない御酒宴などお開きになり、その四月七日には御警護の山内左衛門尉さまと筑後四郎兵衛尉さまをお召しになつて不思議の御予言をなされ、お二人とも、颯つとお顔色を変へて拝受の御酒盃を懐にねぢこみ早々に退出なされるのを、おだやかにお笑ひになりながら御目送あそばして、浮キシヅミハテハ泡トゾ成リヌベキ瀬々ノ岩波身ヲクダキツツといふ和歌を一首、いたづら書きのやうに懐紙に無雑作におしたためになり、またもお酒をおすごしなさるのでございました...
太宰治 「右大臣実朝」
...たちまち御前に於いてお二人の醜い激論が生じ...
太宰治 「右大臣実朝」
...お二人とも文治さん(長兄の名)に何か言われはしなかったですか? 北さん...
太宰治 「故郷」
...お二人が帰られてから私は羽織を脱ぎ...
太宰治 「心の王者」
...大奥様が若様とお二人で...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...今日お二人にお目に懸れたのは嬉(うれ)しいが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...「このお二人がよく眠るように...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...あのお二人に逢ってみたいと思いますが...
豊島与志雄 「庶民生活」
...あのお二人の中に女が立交っているとすれば...
中里介山 「大菩薩峠」
...お綾が「お二人のうち...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...二人はどんな樣子をして居た」「お二人とも寢卷でした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...あそこにお二人の写真があります...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...じつはお二人の話を聞いてしまったんです」隼人は眼をつむった...
山本周五郎 「ちくしょう谷」
...そうして最後にお二人はコンナ問答をされました...
夢野久作 「少女地獄」
...お二人の行衛を探すのに一番都合の良い工夫だと思ったからです...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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