...お二人さん用に出来上っていますぜ」「おい...
海野十三 「地底戦車の怪人」
...お二人とも、僕に反抗しなければ、べつだん、この機関銃の引金を引こうとも思いませんよ」どこからあらわれたのか、二人のうしろに立っているのは、顔の黄いろい若い東洋人だった...
海野十三 「地底戦車の怪人」
...「坊ちやんは不思議さうにお二人のお顔ばかり御覧になつて入らつしやいますよ...
鈴木三重吉 「桑の実」
...お二人のお腹(はら)ちがいの皇子などがおいでになるので...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...どうもあなた方はお二人とも御自分のしようとしておられることがおわかりでないと思いますが...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...本当にお二人とも今が一番お辛い時ですわ……お察ししますわ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...「お友達とお二人(ふたり)?」「いいえ...
豊島与志雄 「湖水と彼等」
...姓名をいって、国をいわなんだが、お二人とも、水戸の方じゃ...
直木三十五 「南国太平記」
...お二人のお孃樣に萬一のことがあつてはいけないからお知らせする――』と書いてあるのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お二人はお嬢様のお部屋でお待ちになったのでしょうね」「その通りだ」「それで前後の事がよく解りました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...いちど安部に誘われてその絵を見に行き、石黒の細君なるものに逢ったが、臙脂(えんじ)の入った滝縞のお召に古金襴の丸帯をしめ、大きなガーネットの首飾をしているというでたらめさで、絵を見ているわずかな間に酒の支度が出来、「お二人とも、きょうは虜(とりこ)よ」などと素性の察しられるようなことをいいながら椅子に押しつけると、安部の手をひっぱったり、しなだれかかったりして、しきりに色めくのだが、安部はすうっとした恰好で椅子に掛け、飲むでもなく飲まぬでもなく、ゆったりと笑っている...
久生十蘭 「予言」
...お二人を見付け出したのはリードお孃さんなんですよ...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...お二人ぎりかネ...
三宅花圃 「藪の鶯」
...「しかもお二人とも同じ宇治でお亡(な)くしになったのですから不思議ですね...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...お二人の口争いに耳を傾けておりましたことか...
夢野久作 「少女地獄」
...お二人の事を知つてゐるのはりんと私だけです...
夢野久作 「暗黒公使」
...まったくの母子(おやこ)お二人きりか」「ええもう...
吉川英治 「私本太平記」
...やめないか李逵(りき)」「あっ? ――」振り仰いで「誰かとおもったらお二人さんか...
吉川英治 「新・水滸伝」
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