...「そしてお主婦さんはどうしたの?」と他(ほか)の事を言つたが...
鈴木三重吉 「赤い鳥」
...「おお主よ...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...然し庄吉は何だかお主婦さんに昵(なじ)めなかった...
豊島与志雄 「少年の死」
...お主だと思ってお勤めしているよ」「うまく言うぜ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お主の一粒種を殺し...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お前にはお主(しゅ)じゃないか」「でも継子くらいは殺し兼ねませんよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お主(しゆう)大事(だいじ)に勤(つと)めて呉(く)れ...
一葉女史 「大つごもり」
...待て待て! お主はまた脂蝋燭でも持って来るつもりじゃろうが...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...お主(ぬし)には金飾りのついた天鵞絨(びらうど)表のをやるぞ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...碌でなしめ! 貴様の髭に蠅が一杯たかつとるぢやないか! お主のその眼つきでは...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...器官がなお主体に属するに反して道具は客観的なものであるというところに認められるであろう...
三木清 「哲学入門」
...第一の精霊 キッスをして御やりなされ額の上に――精女(はっきりと)私はお主さまに朝と夕に御手にするほかいやでございます...
宮本百合子 「葦笛(一幕)」
...お主さまダイアナ様! どういたしましょう?私の体と心と一緒にふるえて居ります...
宮本百合子 「葦笛(一幕)」
...お主(ぬし)たちは逃げる談合をしておるな...
森鴎外 「山椒大夫」
...数年はお主にも誰にも...
吉川英治 「私本太平記」
...「きょうはの、思いきって、どうして因幡守(いなばのかみ)様が、寧子の聟ばなしになど、お口添えあそばすか、そこを、お主筋のお方で、寔(まこと)に伺い難(にく)かったが、――お糺(ただ)し申してみたところ、何と、前田犬千代から頼みがあって、では、口をきいて遣(つか)わそうということになったのじゃそうな」「え...
吉川英治 「新書太閤記」
...先にお主(あるじ)の頭についてお断りを告げておいたのじゃ...
吉川英治 「新書太閤記」
...あなた様をお主客として...
吉川英治 「新書太閤記」
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