...お主の心持ちはようわかる...
有島武郎 「カインの末裔」
...太(いた)くお主(しゅう)の盲目(めしい)なのに同情したために...
泉鏡花 「婦系図」
...お主(ぬし)のように...
海野十三 「独本土上陸作戦」
...だが後でお主婦さんにあやまっていたよ...
豊島与志雄 「少年の死」
...ほんに小さか生き神さまじゃなあ」背や袖(そで)に黄色い花びらをつけているお主婦(かみ)さんや...
中村地平 「南方郵信」
...お主だと思つてお勤めしてゐるよ」「うまく言ふぜ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お主の一粒種を殺し...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お主(ぬし)も褒めてもらいてえと思うだら真実(まっとう)な生き方をせにゃ駄目だぞ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...お主はここに待つてゐろよ! 俺はこの樫の樹へのぼるのだ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...「お主の眼の前に三つの丘があるぢやらうが? この三つの丘にいろんな草の花が咲くのぢや...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...今から十年余り前お主(ぬし)に捨てられて自害した...
三上於兎吉 「艶容万年若衆」
...精女 お主様がさぞ御まちかねでございましょう...
宮本百合子 「葦笛(一幕)」
...お主はそれをほんの心で聞いては大した事が出来ぬともかぎらぬ...
宮本百合子 「葦笛(一幕)」
...お主達と一杯飲まずには...
カミイユ・ルモンニエエ Camille Lemonnier 森林太郎訳 「聖ニコラウスの夜」
...お主の賭ける夢なら...
吉川英治 「私本太平記」
...そうまでのお礼は、かえって、わがお主には、御迷惑かも知れないよ」「はい...
吉川英治 「私本太平記」
...またお主(あるじ)は何者なのか...
吉川英治 「新・水滸伝」
...少納言さまも無動寺のお主(あるじ)...
吉川英治 「親鸞」
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