...二人でおんちやんを呼んできたと母に云ふ騷ぎ...
伊藤左千夫 「奈々子」
...ふたりでおんちゃんを呼んできたと母にいう騒ぎ...
伊藤左千夫 「奈々子」
...どこへ行(い)つても垣根(かきね)の上(うへ)に主(しゆ)の御血潮(おんちしほ)は煌々(ぴかぴか)してゐる...
マルセル・シュヲブ Marcel Schwob 上田敏訳 「浮浪学生の話」
...ぬくぬくと神の恩寵(おんちょう)に包まれたような気がした...
太宰治 「正義と微笑」
...こんなものを「おんちゃん」みたいな子供がもって...
直木三十五 「死までを語る」
...兵太郎君はおんちで...
新美南吉 「久助君の話」
...今年の晩(くれ)には御地(おんち)へ参られるとは知りつつも...
二葉亭四迷 「浮雲」
...そこで私は根岸の病人何がしであるが最早御庁(おんちょう)よりの御迎へが来るだらうと待つて居ても一向に来んのはどうしたものであらうか来るならいつ来るであらうかそれを聞きに来たのである...
正岡子規 「墨汁一滴」
...宮仕えに出すと帝王の恩寵(おんちょう)が一人に集まって...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...ほかには類もないような御恩寵(おんちょう)を若君は身に負っているのであった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...夜(よ)に入つて高安郡(たかやすごほり)恩地村(おんちむら)に着いた...
森鴎外 「大塩平八郎」
...何たる恩寵(おんちょう)であろう...
柳宗悦 「工藝の道」
...自然への従順な態度がこの恩寵(おんちょう)を受けるのである...
柳宗悦 「民藝四十年」
...故におれは公論に糺(ただ)しておるのじゃっ」「先帝の正統なる御嫡子(おんちゃくし)たる今の帝に...
吉川英治 「三国志」
...ごきげんようお立ち帰りで」「恩智(おんち)は」「お奉行は...
吉川英治 「私本太平記」
...――彼が後醍醐の恩寵(おんちょう)をふかくわすれず...
吉川英治 「私本太平記」
...廉子(やすこ)さまはじめ二十人もの妃嬪(ひひん)で御寵(おんちょう)を競(きそ)っていました...
吉川英治 「私本太平記」
...その恩寵(おんちよう)を蒙(かうむ)ること頗(すこぶ)るふかし...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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