例文・使い方一覧でみる「おろそか」の意味
スポンサーリンク...居士はかつて余らが自己の俳句をおろそかにするのを誡（いまし）めてこういう事を言ったことがある... 
高浜虚子 「子規居士と余」
...さてはいらざる取りこしくろうに手の方がおろそかになったかと...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...生命の力をおろそかにして...
田山録弥 「孤独と法身」
...対象の凝視がおろそかになる...
豊島与志雄 「現代小説展望」
...神社仏閣をおろそかにしてはならないことをよく心得ています...
中里介山 「大菩薩峠」
...その點におろそかでなかつたやうである...
長谷川時雨 「夏の女」
...私を自分の仕事に向っておろそかならざる心持にしているというのは何と面白い関係でしょう...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...仇おろそかの努力では達し得ない...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...私も決しておろそかには考えて居りません...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...源氏はおろそかには思っていなかった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...その包みを抱へかへらんとすれどわが家にもあかん坊の居るべかれば君が子のみに送りわが赤ん坊を何とておろそかに為すべき...
室生犀星 「忘春詩集」
...行事をおろそかにしない風習や...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...おろそかに思ってはいかんぞ」八田青年はビスマルクのやつが出て来ないうちに立ちあがった...
山本周五郎 「季節のない街」
......
夢野久作 「髪切虫」
...あだおろそかには獲られぬものなり...
吉川英治 「上杉謙信」
...徒（あだ）やおろそかにお受けは致さぬ...
吉川英治 「剣難女難」
...ここの警固もおろそかにならざるをえなくなってからは...
吉川英治 「私本太平記」
...いっこう武道はおろそかではないか」「…………」亀一は眼をふせた...
吉川英治 「新書太閤記」
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