...アメリカにおる英国の騎兵隊の総指揮官になり...
愛知敬一 「ファラデーの伝」
...それに貴様達は考え違いをしておる...
江見水蔭 「怪異暗闇祭」
...自分から君と佳いつれあいだと言っておる...
田中貢太郎 「青蛙神」
...肺炎は必ずなおると定(きま)ったわけでもなし...
寺田寅彦 「枯菊の影」
...わしが邸までも捨てておるに...
直木三十五 「南国太平記」
...眼に見えておるから...
直木三十五 「南国太平記」
...なんのために存在しておるかを解しないでしまう...
新渡戸稲造 「自警録」
......
林芙美子 「放浪記(初出)」
...よくわかっておるのですが...
平林初之輔 「予審調書」
...「肥沃の原野と聞いておる」と...
本庄陸男 「石狩川」
...向うは皆自分の居る処よりも遥(はるか)に高い山がめぐっておる...
正岡子規 「くだもの」
...見舞いたいと申しておると申すのかえ?」「はい...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...ヒラメもカレイも眼が頭の一傍にかたよりおるは皆様御承知]...
南方熊楠 「十二支考」
...ハッキリと感じられておるのであります...
夢野久作 「暗黒公使」
...女装して遁(のが)れ出ようとする卑怯者がおるやも知れぬ...
吉川英治 「黒田如水」
...黒田官兵衛が詰めておるはず...
吉川英治 「新書太閤記」
...北条家の郎党も交じっておるぞ...
吉川英治 「源頼朝」
...「お、兄上、おめずらしゅう」と、後(おく)れて出た右門が、廊下の途中で迎えると、「ウム、皆もおるか」と、友矩(とものり)はそのまま客書院へ通って、ずっと上座へ坐った...
吉川英治 「柳生月影抄」
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