...縄の末端に結びつけられた重錘(おもり)の重さの相違で縄は動くのだ...
有島武郎 「星座」
...スペインの海賊ですって」鉄水母(てつくらげ)からの注意飛びきたった通信なわの一方のおもりをひらいてみると...
海野十三 「海底大陸」
...俄(にわ)かに青森産(あおもりさん)のそれのように蒼味(あおみ)を加えて...
海野十三 「柿色の紙風船」
...あの原動力の重錘(おもり)というか分銅は...
大阪圭吉 「灯台鬼」
...君(きみ)がおもりに来たのです...
鈴木三重吉 「ぽつぽのお手帳」
...鉤には誰かが河豚(ふぐ)にでも切られたらしい釣鉤と錘具(おもり)とが引つ懸つてゐるばかしで鱚らしいものは一尾(ぴき)も躍(をど)つてゐなかつた...
薄田泣菫 「茶話」
...欄杆の端にちかくいろいろとおもりものをした台が据えてありましてお神酒(みき)や燈明(とうみょう)がそなえてありすすきや萩(はぎ)などが生けてありますのでお月見の宴会をしているらしいのでござりましたが...
谷崎潤一郎 「蘆刈」
...つまりピアノ線の両端に重錘(おもり)をつけたようなものを矢鱈(やたら)と空中に打ち上げれば襲撃飛行機隊は多少の迷惑を感じそうな気がする...
寺田寅彦 「烏瓜の花と蛾」
...(乳母(めのと)の税所(さいしょ)敦子は――抱傅(おもりやく)の吉井は)左源太は...
直木三十五 「南国太平記」
...海の中から錘(おもり)をひきあげているのです...
中里介山 「大菩薩峠」
...まごたちのおもりをしながら...
新美南吉 「丘の銅像」
...サア」千貫目の錘(おもり)を掛けられたやうな腕を差出して...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...錘(おもり)のついた綱をおろす...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...死体に錘(おもり)をつけてなかったことも...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「マリー・ロジェエの怪事件」
...第百七十七回の中音音(おとね)が大茂林浜(おおもりはま)にて再生の段より代筆させて一字ごとに字を教へ一句ごとに仮名使(かなづかい)を誨(おしゆ)るに...
正岡子規 「墨汁一滴」
......
三好達治 「間花集」
...枝に錘(おもり)をかけられて強く曲った椋(むく)の木が...
吉川英治 「江戸三国志」
...大森典膳(おおもりてんぜん)という老職(ろうしょく)...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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