...市場におもむく街道の家畜馭者を見てみたまえ...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...市の助役がそのスッポン料理におもむくのと同じぐらいがつがつした食欲でその黒パンの皮に取りつくのかもしれない...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...やはりおなじ師命をうけてペッケンにおもむくトオマス・テトルノンという人と...
太宰治 「地球図」
...十月二十五日発奉天赴(ほうてんにおもむく)長春汽車中作万里平原南満洲(ばんりのへいげんみなみまんしゅう)風光潤遠一天秋(ふうこうじゅんえんいってんのあき)当年戦跡留余憤(とうねんのせんせきよふんをとどむ)更使行人牽暗愁(こうしこうじんあんしゅうをひく)「日露の親和がこの汽車中にはじまり...
谷譲次 「踊る地平線」
...自然をして自然のおもむく所におもむかしめるように導けばよい...
寺田寅彦 「「手首」の問題」
...想(おも)えば去年の五月艦隊の演習におもむく時...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...この大衆サービスはそのおもむくところやがて...
中井正一 「図書館の未来像」
...無知な母親はただその感情のおもむくままに...
羽仁もと子 「おさなごを発見せよ」
...彼の浄土教好尚のおもむくところに従ったのだとする方が...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...欣求(ごんぐ)の南方極楽浄土(コオト・ダジュウル)におもむくその途中にほかならぬ...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...空想のおもむくままに...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...文学者はペンを捨てて社会全体の救済におもむくべきだ...
三好十郎 「抵抗のよりどころ」
...心のおもむくからには行くまで自然に行かしめよとも思った...
横光利一 「旅愁」
...民心のおもむく潮(うしお)を見た...
吉川英治 「三国志」
...旧師の軍を援けにおもむくから...
吉川英治 「三国志」
...任地へおもむく時には...
吉川英治 「三国志」
...このうえは彼の心のおもむくまま故主のもとへ帰らせてやろう……...
吉川英治 「三国志」
...そしてすぐ主君の救援におもむくべく準備を令したが...
吉川英治 「三国志」
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