...おませさんのようです...
江戸川乱歩 「黄金豹」
...おませなくちょうで...
江戸川乱歩 「黄金豹」
...将軍家はおませの浮いたお心から足利の田舎の骨太のお娘よりも都育ちの嬋娟たる手弱女を欲しかつたのだらう等と...
太宰治 「右大臣実朝」
...もっと外にも教せて貰え云うてはったやおませんか」夫婦の云い合いが余興になって皆笑い出したが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...何か脂(あぶら)ッこいもん食べたか」「昨日ビフテキ食べたやおませんか」「そうや...
谷崎潤一郎 「細雪」
...………このことは今こいさんに云わんと置いとく方がええことおませんか」「いや...
谷崎潤一郎 「細雪」
...シュトルツさんの奥さんかて散らし鮨を食べはったやおませんか」「そやけど...
谷崎潤一郎 「細雪」
...光子さんは歳(とし)のわりにたいそうおませなとこもありますし...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...おませな彼女につわりの興味をもたせたのかもしれない...
壺井栄 「二十四の瞳」
...「君のやうなおませは...
徳田秋声 「チビの魂」
...おませな役者に見えたのだった...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...でもこのおませな子供によけいな事を訊(き)いて不安にさせるのは本望じゃない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...十七歳とはどうしても見えないおませの顏であつた...
室生犀星 「巷の子」
...その幼いころのおませのゆえに悼(いた)んだ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...人にはおませな者とおくてな者がある...
山本周五郎 「やぶからし」
...どうしてもおませになるべく環境が迎えてくるので仕方がないが...
吉川英治 「宮本武蔵」
...「まあ、森を見てたの、あんた詩人ね」この可愛い、おませさんは、何処で憶えたのか、こんな事をいった...
蘭郁二郎 「夢鬼」
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