例文・使い方一覧でみる「おば」の意味
スポンサーリンク...おばあさんはじぶんのたのしみに... 
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「雪の女王」
...白いおばけが、黒いおばけを、くみふせているらしいのです...
江戸川乱歩 「おれは二十面相だ」
...「姨（おば）さん...
田中貢太郎 「女の怪異」
...「おばけェ」と云うじゃありませんか...
田中貢太郎 「母の変死」
...おばさんが来られんようでしたら...
徳田秋声 「蒼白い月」
...まっかな幽霊の大撥条（おおばね）はもうこわれている...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...京橋八丁堀（きょうばしはっちょうぼり）の白魚橋（しらうおばし）...
永井荷風 「日和下駄」
...そうして、お茶やお菓子をすすめながら、話がかなり深刻になって行ったが、やがて美少年は、「それはそうとして、おばさんは、いつ名古屋をお立ちなの」「明日は間違いっこなし」「では、必ず清洲へお立寄り下さいよ、待っていますから」「それも間違いございません」「では、今日はおいとまをします」こう言って、美少年は立ちかけました...
中里介山 「大菩薩峠」
...どうにもしかたがないことよ」おばさんは...
林芙美子 「お父さん」
...遣（つか）ふても伯父（おぢ）や伯母（おば）は知（し）らぬ事（こと）なればお免（ゆる）しなさりませ...
一葉女史 「大つごもり」
...厭（いや）……」私はおばあさんが私の傍で小さなアルミニウムのお弁当箱をあけようとするのを邪慳（じゃけん）に遮（さえぎ）った...
堀辰雄 「幼年時代」
...ありがとう、おばさん！」と、その小人は言いました...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
...ゆうべ酉（とり）の刻（こく）さがりに長橋のおばあさまが亡くなられた...
山本周五郎 「日本婦道記」
...「わたくしはこれまであなたにはいちども叱言（こごと）は云わなかった……」おばあさまはやがてそう云って私をごらんになった...
山本周五郎 「日本婦道記」
...ムシャムシャほおばりながら歩きだした...
吉川英治 「神州天馬侠」
...人の家（うち）でさ！」金蓮は、婆の胸へ走り寄って、「おばさん、かんにんして！ ……わたしが悪いの」「ま、あきれた...
吉川英治 「新・水滸伝」
...「おばば、水は欲しゅうないか...
吉川英治 「宮本武蔵」
...おばさん、狐の親類かい」揶揄（からか）いながら伊織が、梯子段をのぼりかけるのを、内儀（かみ）さんはまた、あわてて止めて、「もう、おまえの先生は、此宿（ここ）には泊っていないよ」「嘘だい」伊織は、ほんとにせず、駈け上がって行ったが、やがてぼんやり降りて来て、「おばさん、先生は、他（ほか）の部屋へ代ったんだろ」「もうお立ちになったというのに疑ぐりぶかい子だね」「えっ、ほんとかいっ」「嘘だと思うなら、帳面をごらんよ、この通り、お勘定だって済んでいる」「ど、どうしてだろう、どうして、おらの帰らないうちに、立っちまったんだろ」「あんまり、お使いが遅いからさ」「だって……」伊織は、ベソを掻き出して、「おばさん、先生は、どッちへ立って行ったか、知らないか、何か、いい置いて行ったろ」「何も聞いてないね...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利！手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう？？