...またおない年ぐらいのもありました...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「もみの木」
...男の子とちょうどおない年ぐらいの女の子をよび出しました...
鈴木三重吉 「岡の家」
...杞陽先生のお宅のおぼつちやんもおない年であつたやうに存じてをります...
高浜虚子 「椿子物語」
...兄さん」俺とおない年ぐらいと思える女は...
高見順 「いやな感じ」
...おない年はなにがなし嬉しくなつかしいものである...
中勘助 「銀の匙」
...おない年とはいへよつぽど遅れてたのでなんでもいふことをきいて遊んでゐた...
中勘助 「銀の匙」
...両方共おない年でしょう...
夏目漱石 「行人」
...そこへ行くとおない年だって先は女だもの...
夏目漱石 「行人」
...要(よう)さんという彼とおない年位な男に二...
夏目漱石 「道草」
...年はおない年でしたけれど...
平林初之輔 「アパートの殺人」
...ちょうど私とおない年だった...
堀辰雄 「幼年時代」
...――若君はおない年の八歳だった...
山本周五郎 「桑の木物語」
...新助と真二郎はおない年だったが...
山本周五郎 「ちゃん」
...おない年とはみえないほど背丈も低く...
山本周五郎 「柳橋物語」
...それが私とおない年でおいでになる貴方様で...
夢野久作 「押絵の奇蹟」
...その年生まれた二女の香屋子(かやこ)は「新・平家」とおない年である...
吉川英治 「随筆 新平家」
...おない年でもあり...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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