...それで陰気なおどろおどろしい景色である...
寺田寅彦 「雑記(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...おどろおどろしい館が取り囲む楢の老木から突き出しているのが見て取れる...
三上於菟吉訳 大久保ゆう改訳 「自転車乗りの影」
...見るさえおどろおどろしいばかり...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...おどろおどろしいようすになっていた...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...どこもかしこもおどろおどろしいばかりに荒れ果てゝいるうちに...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...おどろおどろしいばかりに壊(つい)え崩れた土塀を廻した古屋敷...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...おどろおどろしい廃頽のさまを示しながら...
久生十蘭 「魔都」
...五月雨(さみだれ)に水嵩(みずかさ)の増した信濃(しなの)川はおどろおどろしいとしかみえない...
山本周五郎 「日本婦道記」
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