...わがうた詞拙く節(ふし)おどろおどろしく...
伊良子清白 「孔雀船」
...わが頭(かしら)掠(かす)めし稻妻の光にこの夕(ゆふべ)おどろおどろしきわが命かな...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...そのいずれもが真実をおどろおどろしくねじ曲げていたからである...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 海野十三訳 「まだらのひも」
...あのおどろおどろしさ...
大下宇陀児 「乱歩分析」
...おどろおどろした物音が...
太宰治 「葉桜と魔笛」
...それで陰気なおどろおどろしい景色である...
寺田寅彦 「雑記(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...おどろおどろしい館が取り囲む楢の老木から突き出しているのが見て取れる...
三上於菟吉訳 大久保ゆう改訳 「自転車乗りの影」
...曲全体をおどろおどろしきものにしてしまいました...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...私はその様な道具立のおどろおどろしき物語よりも...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...実際そんなおどろおどろしき物語などがあるわけではない...
野村胡堂 「随筆銭形平次」
...一月×日おどろおどろした雪空だ...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...見るさえおどろおどろしいばかり...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...おどろおどろしいようすになっていた...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...おどろおどろしいばかりに壊(つい)え崩れた土塀を廻した古屋敷...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...果しなく大きな陰影がおどろおどろしく山々を翳してゆく...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...鳴神(なるかみ)おどろおどろしく...
福田英子 「妾の半生涯」
...そのおどろおどろしき綴りの間にひそむ意味を理解したからである(アスモデリウス...
アルジャナン・ブラックウッド 森郁夫訳 「秘密礼拜式」
...神おどろおどろしく鳴りはじめぬ...
森鴎外 「うたかたの記」
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