...この人のような高い品位のある顔立...
上村松園 「三味線の胴」
...絵もまた自然と格の高い品位のあるものになるという訳であります...
上村松園 「謡曲と画題」
...落ついた品位のある言葉で小さく女は挨拶した...
鈴木三重吉 「赤い鳥」
...品位のある様子をしている...
高村光太郎 「小刀の味」
...この頃の文學者は西洋にかぶれて文藝を高い品位のあるものにしやうとして居るが...
永井荷風 「新歸朝者日記」
...又春秋社というのも相当に品位のある出版社であり...
中里介山 「生前身後の事」
...母はたしかに品位のある床(ゆか)しい婦人に違なかった...
夏目漱石 「硝子戸の中」
...あらゆる職業以外に厳然として存在する一種品位のある紳士から受くる社交的の快味であった...
夏目漱石 「長谷川君と余」
...自然に備わる品位のある中老人です...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...自然に備はる品位のある中老人です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...品位のある紙であって...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...年の割には落ちついたどこかに陰鬱なほど品位のある一人の娘が登って来て...
横光利一 「馬車」
...いつも黙黙とした品位のある老齢の伯爵夫人は...
横光利一 「旅愁」
...尼ながら品位のある容姿が...
吉川英治 「私本太平記」
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