...中には警官がいて棒でおどしてはいましたが...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「絵のない絵本」
...俺のいない間に無断で部屋を始末したりしたら承知しねえぞとおどしつけておいた...
高見順 「いやな感じ」
...多少おどおどしている...
太宰治 「雌に就いて」
...元のようなおどおどした可憐な姿はなかった...
田中貢太郎 「荷花公主」
...人をおどして物を取る盗人(ぬすっと)だ」餅屋はいきなりその男に跳びかかった...
田中貢太郎 「餅を喫う」
...おどおどしたような目を伏せて...
徳田秋声 「黴」
...コケおどしを試むる必要はなく...
中里介山 「大菩薩峠」
...諸人のために洗いざらい話してくれ」「…………」お喜多はおどおどした瞳を上げました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...おどおどしながら平次の前に坐っておりました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...真名古はおどおどした様子で立っている女将の方を振返ると...
久生十蘭 「魔都」
...「もう止しませう」「どうしてさ?」私はすこしおどおどしてゐた...
堀辰雄 「麥藁帽子」
...奴はマッチ箱の件を言ったとき明らかにおどおどしていたし...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...「ゼルビノはどうした」カピはおどおどした様子で...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...おどしにかけても...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...懲らすような仕打ちに出ておどして嫉妬(やきもちやき)を改造してやろう...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...すぐ胸がおどおどして直覚的に彼女が台所にいるような気がした...
室生犀星 「性に眼覚める頃」
...今夜とめてやっておくんなさい」蛾次郎(がじろう)がおどおどしながら...
吉川英治 「神州天馬侠」
...小貫(こざね)から縅(おどし)まで新しいので...
吉川英治 「新書太閤記」
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