...おとなしい日本の青年の口から...
石川啄木 「病室より」
...温和(おとな)しくしてゐるんですよ...
ヘンリック・イブセン Henrik Ibsen 島村抱月譯 「人形の家」
...おとなしく明智のそばに立っています...
江戸川乱歩 「黄金豹」
...私が――歯のない私が鮹を食べる!今夜は私も樹明君もおとなしかつた...
種田山頭火 「其中日記」
...というのは自分らの子供時代におとなからしばしば聞かされたたぬきの怪談のさまざまの中に...
寺田寅彦 「物売りの声」
...おとなしく幸福にしているがいい...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...温和(おとな)しい犬で...
中里介山 「大菩薩峠」
...少々おとなげないことで...
中里介山 「大菩薩峠」
...おとなしく独乙(ドイツ)皇帝陛下の真似をして整列したのであるが...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...おとなしくしとれば...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...石之助其夜はおとなしく...
樋口一葉 「大つごもり」
...そのときからとてもおとなしくなり...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...隣室に一組のおとなしい客が泊つてゐるので...
正宗白鳥 「新婚旅行」
...(お前はまたそんなおとなのようなことを云(い)って...
宮沢賢治 「雁の童子」
...「おとなはすこしもそこらあたりに居なかった...
宮沢賢治 「黄いろのトマト」
...きわめておとなしく...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...花世はおとなびた顔で...
山本周五郎 「山彦乙女」
...女性的で温順(おとな)しい恰好をしているなぞ...
夢野久作 「暗黒公使」
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