...その餘(よ)のかた/″\は二つをかしらに当歳までのがんぜないおとしごろでござりました」順慶は更につゞけて...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...まだ十五六のおとしごろでそういう大きなこゝろざしを持っていらっしゃると云うのは...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...このあたりには雲仙のおとしごといひたいやうな...
種田山頭火 「行乞記」
...竜の姿が……実はたつのおとしごのような姿が...
豊島与志雄 「崖下の池」
...「だからさ、たつのおとしご、知ってるだろう、あれみたいなものだと言ってるじゃないか...
豊島与志雄 「崖下の池」
...たつのおとしごだの...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...其処(そこ)には一疋(ぴき)の竜の駒(こま)(たつのおとしご)の大きなのが...
宮原晃一郎 「竜宮の犬」
...一人や二人の落胤(おとしご)など...
吉川英治 「私本太平記」
...彼は藪(やぶ)中納言保広(やすひろ)の落胤(おとしご)であるとか...
吉川英治 「茶漬三略」
便利!手書き漢字入力検索