...落人(おちゅうど)は戦(そよ)ぐ芒(すすき)に安からず...
夏目漱石 「虞美人草」
...落人(おちゅうど)の道に網を張り...
吉川英治 「上杉謙信」
...はやくも“落人(おちゅうど)”と変り果てた身を...
吉川英治 「私本太平記」
...幕軍の落人狩(おちゅうどが)りの犬となって...
吉川英治 「私本太平記」
...備後の鞆(とも)ノ津(つ)でかこまれた菊池の落人(おちゅうど)宮崎太郎兵衛が...
吉川英治 「私本太平記」
...三十人の法師武者らとともに落人(おちゅうど)の列に入った...
吉川英治 「私本太平記」
...落人(おちゅうど)のままならぬ身でさえあるに...
吉川英治 「私本太平記」
...あてなき落人(おちゅうど)の漂泊とは違い...
吉川英治 「私本太平記」
...落人(おちゅうど)の身隠しなどとはわけがちがう...
吉川英治 「私本太平記」
...落人(おちゅうど)勝頼(かつより)の化身(けしん)にちがいなかろうと...
吉川英治 「神州天馬侠」
...二十七代もつづいた武田(たけだ)の落人(おちゅうど)...
吉川英治 「神州天馬侠」
...いまは落人(おちゅうど)どうような境遇(きょうぐう)の公然(こうぜん)とふれをまわしてたずねることもならず...
吉川英治 「神州天馬侠」
...落人(おちゅうど)だの...
吉川英治 「新書太閤記」
...血まようた落人衆(おちゅうどしゅう)かと危ぶみ...
吉川英治 「新書太閤記」
...落人(おちゅうど)の追剥(おいはぎ)...
吉川英治 「茶漬三略」
...落人(おちゅうど)や追討ちに係り合うて憂(う)き目(め)を見るなと云い合わせたように...
吉川英治 「源頼朝」
...「落人(おちゅうど)の子じゃろうが」主(あるじ)は恟(ぎょ)っと思い当った顔をした...
吉川英治 「源頼朝」
...関ヶ原の落人(おちゅうど)でしょう」小娘の声である...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索