...雪の落人(おちゅうど)となったんだね...
泉鏡花 「薄紅梅」
...落人(おちゅうど)は戦(そよ)ぐ芒(すすき)に安からず...
夏目漱石 「虞美人草」
...君も東京の落人(おちゅうど)か...
山本周五郎 「陽気な客」
...俄か落人(おちゅうど)とはなって...
吉川英治 「私本太平記」
...はやくも“落人(おちゅうど)”と変り果てた身を...
吉川英治 「私本太平記」
...幕軍の落人狩(おちゅうどが)りの犬となって...
吉川英治 「私本太平記」
...落人(おちゅうど)のままならぬ身でさえあるに...
吉川英治 「私本太平記」
...六波羅落人(おちゅうど)のみなゆゆしい甲冑(かっちゅう)に...
吉川英治 「私本太平記」
...あてなき落人(おちゅうど)の漂泊とは違い...
吉川英治 「私本太平記」
...落人(おちゅうど)の身隠しなどとはわけがちがう...
吉川英治 「私本太平記」
...落人(おちゅうど)のお身の上でこそあれ...
吉川英治 「神州天馬侠」
...落人(おちゅうど)勝頼(かつより)の化身(けしん)にちがいなかろうと...
吉川英治 「神州天馬侠」
...この落人(おちゅうど)こそ...
吉川英治 「神州天馬侠」
...ひとたび敗者に立ったときの――わけても居城を逐(お)われて落人(おちゅうど)になったときの――惨たる姿と心根とは...
吉川英治 「新書太閤記」
...落人(おちゅうど)となったその人を眼に描いて...
吉川英治 「新書太閤記」
...今は天下に身のおき場なき巷(ちまた)の落人(おちゅうど)...
吉川英治 「新・水滸伝」
...戦に破れた落人(おちゅうど)どもが...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...関ヶ原の落人(おちゅうど)でしょう」小娘の声である...
吉川英治 「宮本武蔵」
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