...おそろしくはげしい震動をしている物体であるから...
海野十三 「宇宙戦隊」
...その中におそろしく大きなヒグマがうずくまっていました...
江戸川乱歩 「サーカスの怪人」
...ロボットのくせに、おそろしく、足の早いやつです...
江戸川乱歩 「鉄人Q」
...おそろしく強く荒々しいものであったそうで...
太宰治 「黄村先生言行録」
...わしのいまお伺い申しているものは、もっと大きく、おそろしく、なかなか解決のむずかしい問題でございます...
太宰治 「新ハムレット」
...歩くと共におそろしく酔が廻つて来る...
永井荷風 「雪の日」
...初めて見し時はわけもなく物おそろしくおぼえぬ...
永井荷風 「礫川※[#「彳+淌のつくり」、第3水準1-84-33]※[#「彳+羊」、第3水準1-84-32]記」
...とんび岩はなんだか急におそろしくなってしまって...
林芙美子 「ふしぎな岩」
...はじめはびつくりして何だかおそろしくて仕方がなかつたけれど...
林芙美子 「淪落」
...おそろしく背の高い...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...椅子ノ上ノ本ヲココニ持ッテクル――んだ」おそろしく生まじめな眼を輝かした教師に...
本庄陸男 「白い壁」
...何かおそろしく不当なことでも仕出かしてきた自分ででもあるかのように...
正岡容 「小説 圓朝」
...おそろしく渋いような顔をして...
山本周五郎 「思い違い物語」
...誰だいおまえは」おそろしく横柄な少年である...
山本周五郎 「新潮記」
...おそろしくつんとして...
山本周五郎 「半之助祝言」
...おそろしく焦燥(あせ)ってジリジリしている事はたしかだ...
夢野久作 「探偵小説の正体」
...おそろしく感情を損(そこ)ねて叱りだした...
吉川英治 「三国志」
...ただ血しおは一時おそろしく全身をよごした...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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