...宮の死はおそれ多いが自ら藥を飮ませられたのだなどと言つた...
田山花袋 「道綱の母」
...おそれ多いが天皇の御子(みこ)も将軍家の姫君も...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...「――げに、おそれ多いが、すでに、やごとなき辺りより、内々の綸旨(りんじ)も賜わっておる儀なので」彼の小声はつづいている...
吉川英治 「私本太平記」
...おそれ多いが、お上(かみ)も、あるやなしの振舞、いわんや、吾々輩(われわれはい)をや」「……ちと、今日は館に、約束の客を待たしてもあれば」「まあ」と、浄憲は、範綱の袖をとらえて、「それと、これとは、事の大きさが違いましょう...
吉川英治 「親鸞」
...おそれ多いが名君でおわすぞ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??