...それでは御膳(おぜん)にしてあげましょうか...
泉鏡花 「海異記」
...夕飯のおぜんを、母親とかこんで、いつものように食べた...
海野十三 「透明猫」
...青二は母親といっしょに朝のおぜんについた...
海野十三 「透明猫」
...机の上に位牌と御膳(おぜん)を据ゑて...
田山花袋 「父の墓」
...こう云う自分にすらあまりありがたくはない御膳(おぜん)ばかりを眼の前に浮べていたのである...
夏目漱石 「思い出す事など」
...御膳(おぜん)だけでも見た方がいいでしょう」と彼女は答えた...
夏目漱石 「行人」
...御膳立(おぜんだて)をするが至当じゃないか...
夏目漱石 「坑夫」
...見ると剥(は)げた御膳(おぜん)の上に縁(ふち)の欠けた茶碗が伏せてある...
夏目漱石 「坑夫」
...「森本さんの御膳(おぜん)もここへ持って来るんだ」と云いつけて...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...晩に御膳(おぜん)の上へ乗せてくれた...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...もう御膳(おぜん)を下げたら好かろう」と細君を促(うな)がして...
夏目漱石 「門」
...もう御膳(おぜん)を下(さ)げたら好(よ)からう」と細君(さいくん)を促(うな)がして...
夏目漱石 「門」
...御膳(おぜん)を火燵櫓(こたつやぐら)の上へ乗せまして――私は御櫃(おはち)を抱(かか)えて坐っておりましたがおかしくって……」「何だかハイカラの首実検のようですな...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...「八百膳(やおぜん)」の料理を奢(おご)られても...
新渡戸稲造 「自警録」
...山谷(さんや)の八百善(やおぜん)とか...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...おぜんごしらえをしたり...
ペロー Perrault 楠山正雄訳 「灰だらけ姫」
...おぜんごしらえをする役(やく)めです...
グリム Grimm 矢崎源九郎訳 「ハツカネズミと小鳥と腸づめの話」
...みんなはおぜんについて...
グリム Grimm 矢崎源九郎訳 「ハツカネズミと小鳥と腸づめの話」
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