...谷が実際にひかえているのだからおじけざるを得ない...
板倉勝宣 「五色温泉スキー日記」
...矢部はすっかり怯気(おじけ)づいて...
海野十三 「脳の中の麗人」
...一そうおじけさせてしまった...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...おじけたように大声で喚き出した...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...村の人たちは怖気(おじけ)づいて今ではもう誰一人桐沢台に近づく者もないということ...
橘外男 「逗子物語」
...わたしはすっかり怖気(おじけ)づいて...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...からだ中に黄螺(ばい)が附いて喰い散らしていて眼もあてられないという話を聞いて怖気(おじけ)をふるったことであった...
寺田寅彦 「海水浴」
...人に怖気(おじけ)を震わせるほど苛酷(かこく)なものである...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...鬼だの人を食ったのということで怖気(おじけ)が立って...
中里介山 「大菩薩峠」
...怖気(おじけ)がなくなったのは...
新渡戸稲造 「自警録」
...怖気(おじけ)を覚ゆればすぐに自分を呼び出し...
新渡戸稲造 「自警録」
...でもそれではおじけづいたことになるし...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...粉々に壊れました」三警官はしばらく完全におじけづいていた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「見えざる力」
...それまでのプロレタリア文学運動の指導方針の政治的偏向ということが一方的に云いたてられ小林多喜二の虐殺によっておじけづいた人々が心理的にそれにどんどんまきこまれて行った...
宮本百合子 「解説(『風知草』)」
...にわかにおじけ付いた五人は叫び声を上げて...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...おじけるかと思った真紀子や千鶴子も素直に後からついて来た...
横光利一 「旅愁」
...怯気(おじけ)づいて...
吉川英治 「三国志」
...われわれと知るとかえっておじけづいて...
吉川英治 「神州天馬侠」
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