...おしなべて老も若きも...
石川啄木 「漂泊」
...かくてわれわれの読書と会話と思索とはおしなべて小びと島の住人にのみふさわしい...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...おしなべて年玉のやりとりをするというのであります...
高浜虚子 「俳句の作りよう」
...おしなべてその様式や性格の部分的抽出をゆるさない...
高村光太郎 「美の日本的源泉」
...都も鄙もおしなべて...
高山樗牛 「瀧口入道」
...世はおしなべて秋の暮...
高山樗牛 「瀧口入道」
...霧に鎖(とざ)された遠方(おちかた)も――おしなべて灰色に見えた...
モーリス・ルヴェル Maurice Level 田中早苗訳 「碧眼」
...どうせ批評はおしなべて可能性の外へは出ない...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...老若貧富(ろうにゃくひんぷ)をおしなべて少ない数ではありませんでした...
中里介山 「大菩薩峠」
...上下おしなべて飲みます...
中里介山 「大菩薩峠」
......
長塚節 「長塚節歌集 上」
...都会も田舎もおしなべて電光化し...
萩原朔太郎 「月の詩情」
...現今のように一般的の――おしなべて美女に見える――そうしたのではなかった...
長谷川時雨 「明治美人伝」
...このとき彼等はおしなべて...
服部之総 「武鑑譜」
...おしなべて官房とか連隊とか事務局とか...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「外套」
...おしなべて、どの顔にもこの顔にも、お祭り気分が漂つてゐた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...老も若きもおしなべて...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...おしなべて非難の声が多かった...
二葉亭四迷 「余が翻訳の標準」
便利!手書き漢字入力検索