...私の眠りを見定めてこっそり近寄るおさな心のいじらしさ...
永井隆 「この子を残して」
...おさな心に決めて浜に立ったときのその孤児になって考えてみよう...
永井隆 「この子を残して」
...おさな心に残っているのは皎々(こうこう)たるらんぷと...
長谷川時雨 「西洋の唐茄子」
...有松絞りの地ハ薄かりしが((か))どもおさな心にハいか斗うれしかりけん...
樋口一葉 「反古しらべ」
...「平和なれ」コラムは言った「平和なれ、おさない者よ、ああ、優しいおさな心、平和なれ」子供はかすむ海のようにひろい目をあけてコラムを見た...
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 松村みね子訳 「海豹」
...私のおさな心とがどうして合うものかとさえ思った...
室生犀星 「幼年時代」
...氷のようにカジカんでいたおさな心に...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...という疑問がおさな心にもあるとみえる...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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