...アメリカがどうのこうのと言うのはおこがましくて言いたくないのだが...
浅沼稲次郎 「まあまあ居士の弁」
...思慮(しりょ)も足(た)りない一人(ひとり)の昔(むかし)の女性(じょせい)がおこがましくもここにまかり出(で)る幕(まく)でないことはよく存(ぞん)じて居(お)りまするが...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...おこがましくてとても出せない本だから...
石川欣一 「可愛い山」
...おこがましくも感ずるのであるが...
寺田寅彦 「科学と文学」
...いと崇高(けだか)き殿下よ!玉座の階段(きざはし)におこがましくも...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...いかなる国家も国軍服を持ち込ませる習慣はないですぞ」「おこがましくも...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「道化玉座」
...「お家のためとは、どの脳味噌に浮んだたわ言じゃ、――くどくは申さぬ、とは、どやつの口から出た雑言じゃ、たわけものめが、その方らの鈍刀をつきつけて、おこがましくも、拙者に腹を切れと申しおったな、ふやけた脳味噌どものさしずは受けん、必要とあれば手入れは行とどいておる、この、拙者のわざものが――」彼は舌なめずりして、がちゃんと鍔(つば)をならした...
本庄陸男 「石狩川」
...あとがきおこがましくも作者は『石狩川』の興亡史を書きたいと念願した...
本庄陸男 「石狩川」
...(プロペルティウス)(c)人間の知恵は甚だおこがましくも...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...――河内守左衛門ノ少尉(しょうじょう)という一朝臣(あそん)の身は五位ノ官位にすぎず、単独で主上へ拝謁(はいえつ)をねがい出るなどは、おこがましく、おそれ多いとも万々わかっていたが、やむにやまれぬ果てであったらしい...
吉川英治 「私本太平記」
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