...コロシウムの廃跡等をくわしく書きおくり...
愛知敬一 「ファラデーの伝」
...それよりうれしいおくりものはありません...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「野のはくちょう」
...万障(ばんしょう)御繰合(おくりあわ)せ御列席の程願上(ねがいあげ)げます...
江戸川乱歩 「恐怖王」
...せん方なく素人画(しろうとえ)をかいたり釣をしたり墓地を歩いたりしてなりたけ金のいらないようなその日の送方(おくりかた)を考えている...
永井荷風 「日和下駄」
...筑波の山われをおくりて...
長塚節 「草津行」
...月々その方の仕送(しおくり)で...
夏目漱石 「門」
...私に人に饋(おくり)ものすべからず...
福沢諭吉 「女大学評論」
...あの姿に向つておくりつたへたものとは...
牧野信一 「天狗洞食客記」
...いつもしどけなく酔つた俺を坂の上にある俺の館までおくりとゞけて呉れた...
牧野信一 「ひとりごと」
...(八月十八日)九十九○おくられものくさぐさ一、史料大観(台記、槐記、扶桑名画伝(ふそうめいがでん))このふみを、あましし人、このふみを、よめとたばりぬ、そをよむと、ふみあけみれば、もじのへに、なみだしながる、なさけしぬびて一、やまべ(川魚)やまと芋は節(たかし)よりしもふさの、ゆふきごほりの、きぬ川の、やまべのいをは、はしきやし、見てもよきいを、やきてにて、うまらにをせと、あたらしも、かれの心を、おくりくる、みちにあざれぬ、そをやきて、うまらにくひぬ、うじははへどもそらみつやまとのいもは鳶のねのとろゝにすなるつくいもなるらし一、やまめ(川魚)三尾は甲州の一五坊よりなまよみの、かひのやまめは、ぬばたまの、夜ぶりのあみに、三つ入りぬ、その三つみなを、わにおくりこし一、仮面二つ某よりわざをぎの、にぬりのおもて、ひよとこの、まがぐちおもて、世の中の、おもなき人に、かさんこのおもて一、草花の盆栽一つはふもとより秋くさの、七くさ八くさ、一はちに、あつめてうゑぬ、きちかうは、まづさきいでつ、をみなへしいまだ一、松島のつとくさぐさは左千夫蕨真(けっしん)よりまつしまの、をしまのうらに、うちよする、波のしらたま、そのたまを、ふくろにいれて、かへりこし、うたのきみふたり(八月十九日)百○「病牀六尺」が百に満ちた...
正岡子規 「病牀六尺」
...それにリーズにおくり物を買ってやるお金も少しこしらえたかった...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...私は誕生日へのあなたからのおくりものとして...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...七日の貴方の非常に優れたおくりものに対する謙遜な妻の礼手紙です...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...今日私を他郷(よそ)へ流転の旅に送出(おくりだ)そうとした中谷が来ているのだ...
山下利三郎 「流転」
...いますぐ飯にするからな」裏へまわってゆく男のうしろ姿をみおくりながら...
山本周五郎 「泥棒と若殿」
...計(はか)ろうておくりゃれ」と...
吉川英治 「新書太閤記」
...悲しんでおくりゃるよりは...
吉川英治 「新書太閤記」
...わら草履の新しいのをもろうて来ておくりゃれ」返辞がしきれないほど...
吉川英治 「宮本武蔵」
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